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2021-05

キメハラに負けない - 2020.11.10 Tue

吉田秋生さんの「歌詩川百景」です。

 コロナ過の中、マンガ界では「鬼滅の刃」が大ヒットしていまして、どこぞの GO TO・・・よりも経済効果を発揮しています。少年マンガはたまに新社屋が建つほどのヒット作が生まれるので、出版不況でも出版社はマンガがやめられないんでしょうね。自分はまだマンガを未読なので、ネタバレ情報をシャットダウンしていたんですが、とうとう主人公の名前がヤイバ君ではないことを知っちゃいました。あと妹が咥えている猿ぐつわがプレイではないことも知りました。(いや、プレイだろ・・・?)
自分は子供の頃、アニメの宇宙人の侵略や特撮の秘密結社との戦い、大型ヒーローと大型怪獣のプロレスなどに、もの凄い違和感を感じていました。「男子たる者、地球も守るヒーローを目指すべき」っていう空気(男の子は戦っていれば良いんだろというやっつけ感)がありました。自分は幼稚園時代も地球を守る気はさらさらないし、争わない人生を目指していましたから。
ウルトラマン的な何かを観なくなったのは小学校1年生でした。同じくドラえもん的な何かも観なくなって、親に「少年ジャンプ」を買ってもらうよう交渉しました。「小遣いは要らないから毎週ジャンプを買ってくれ」っていう感じです。もともと小学館の「幼稚園」という子供騙しな知育雑誌を買ってもらってたんですが、小学生になり購入する雑誌が「小学1年生」になりました。そこに載っていた「ドラえもん」があまりにも幼稚なので、こんなのよりもジャンプがいいって母親に言ってみたんです。そうしたら「小学1年生」が「少年ジャンプ」にあっさり変わりました。
母親は「女性ナンタラ・・・」とかの婦人雑誌を大量に購読していたんで、ついでに「少年ジャンプ」を買うくらいどってことなかったんでしょう。当時の「少年ジャンプ」は先行していた「マガジン」や「サンデー」に追いつけ追い越せ状態で、仮定した読者が低学年よりも中高生なだった印象でした。
マンガ雑誌のメリットは善悪硬軟のあらゆるマンガが同列で読めることです。好きなジャンルも興味ないテーマのマンガも全部2~3回は読み返していました。もったいないからね・・・

 自分は戦うストーリーが苦手だったんではなくて、理不尽な悪者(宇宙人、怪獣、侵略者、謎の組織、暴君など)と戦うストーリーが苦手だったんです。すっかりアニメに興味が失せていたと思います。本当は「キャンディ・キャンディ」とか観たかったんですが、当時は女の子向けアニメをお茶の間で観るのはかなり勇気が必要でした。家にテレビが1台しか無かったから・・・
あまり男の子向けアニメを観なくなったんですが、なぜか父親に勧められて観た「宇宙戦艦ヤマト(初代)」のドラマ性に感動して、アニメには面白いアニメとそーでもないアニメがあるって気がつきました。「ヤマト」は宇宙人だし侵略者だしでスラーは暴君です。しかし、そーいうベクトルと違うストーリーを描こうとしているのが子供にも伝わりました。だからこそあれだけのアニメブームが起きたんでしょう。調子に乗って作られた続編の映画は・・・ただの宇宙人の侵略戦争でした。
その後放送された「機動戦士ガンダム(初代)」も連邦とジオンがどっちもどっちっていう立ち位置で面白かったんですよね。ガンダムも調子に乗って作られた続編は、登場人物が主張する「正しさ」の戦いになっちゃってう~んって感じになっちゃいました・・・
当時、ガキンチョながら自分は正義対悪意というオトナ向けな難しいテーマを掲げているる作品って幼稚な感じがしていました。それこそ好きだ嫌いだ言ってる少女マンガのほうが、よっぽどオトナなテーマだと思っていました。だいたい「意見(利害)が合わないから戦う(侵略する)」っていうのは幼稚園児の行動パターンじゃないですか!
あと、動物や謎のマスコットが人間する設定も『コドモ向けの符号』なので敬遠してきました。当然ながらファンタジーやRPGなタイプの作品群にはあまり手が伸びません。
話を「鬼滅の刃」に戻すと、さすがジャンプっていう感想しかありません。作品の概要や映画予告、タイアップの主題歌を唱ってるお姉さんとか、ヒットする要素がてんこ盛りですよね。利権的にまったく蚊帳の外のはずの日本テレビの朝の番組でさえ、連日「鬼滅、鬼滅・・・」って言っています。最近知った情報では「どうやら呼吸が重要なアイテムらしい・・・」っていうことです。情報のでどころはスーパーGT(自動車レース)の日産・ニスモGTR23号車のウイング翼版に「呼吸」って書いてあったのを実況が解説していました。
そーいえば「ジョジョ」のスタンドや「HUNTER×HUNTER」の念能力、「デス・ノート」のノートも、読んでいないのでよく判っていません。「ONE PIECE」は第1話だけは当時のジャンプで読んだのですが、他のキャラにもゴムゴムな能力と同等な特技があるって知ったのも数年前でした。

 鬼や超能力が出てくる作品を否定するわけではなくて、単に自分の思考が女子向けなだけです。ストーリーに男のロマンや正義、成功、達成などにも、あんまり興味がないだけです。ましてや人の感情がストーリーだと思っていますから宇宙人や未来人、妖怪、悪魔・・・などにも興味が湧きません。
以前、高橋留美子先生の「犬夜叉」を「らんま1/2」のノリで読み始めましたらコテコテの妖怪ファンタジーでした。自分としては頑張って最終刊まで読んだのですが、殺生丸との対決あたりから「もう仲良くしなよ・・・」って思っちゃいました。桔梗とかごめの三角関係コメディだったらどんなに感情移入できたかって思います。たぶん最後に読んだ本格ファンタジ?ですね・・・
しかし「ONE PIECE」や「進撃の巨人」もちろん「鬼滅の刃」も大ヒットしてマンガ業界が潤うのはとてもいいことです。出版不況の中「鬼滅の刃」の売り上げのおかげでウオズミ アミさんの単行本が出版されるというのは良い循環になると思います。キメハラはどーかと思いますが、みんな頑張って「鬼滅の刃」を買いましょう・・・
ちょっと気になるのは作者の方に次回作があるのか?っていうことです。作者は女性マンガ家らしいのですが、いろいろシークレットな部分も多いようなのですよね。佐山聡さんが突然タイガーマスクで現れたように、作家性よりもプロジェクト有りきのマンガ家さんっていう印象が強いです。
「鋼の錬金術師」の荒川弘さんのように謎のベールに包まれていても、マンガ家として実存しているのなら次回作もヒットするでしょう。だけど「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」のような作品を描いちゃうと、次回作もプロジェクトありきじゃないと作れなくならないか心配です。


 本題の「歌詩川百景」ですが、すっかり「鬼滅の刃」に引っ張られてしまったので続きは次回になります。


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● COMMENT ●

こんにちは
鬼滅は、漫画もアニメも観ないおれでも、テレビで総集編みたいなのを見ましたよ
ワンピースや名探偵コナンと一緒でキャラクターが入り込めないんですよね。
でも、話は面白いと思って続きが気になりました

昨日、ネットの記事で見たのですが、ジャンプからスポーツ漫画が消えたそうですね
スポーツは野球とかサッカーとか流行りを漫画にして人気が出るって感じですが、
最近だと去年のラグビーぐらい。スポーツを漫画にするのって意外と難しいのかもしれませんね

マースケさん、いらっしゃいませ。

キャラクターはジャンプ仕様?になっているので、アクの強さで個体識別させる手法が
飲み込めない人には初めから向かないタイプの作品なんでしょうね。
自分もこーいうマンガっぽさでたくさんのキャラを並べる作品はちょっと・・・

スポーツマンガはマンガの定番メニューだったのですが、実際は試合の時間と連載の時間の流れが違いすぎて難しい題材だと思います。
半年連載してまだ45分しか経っていないとかだと読むほうの集中が続かないので本当はスポーツはマンガに向いていないジャンルなんでしょうね。
以前あった陸上の十種競技のマンガはマンガ向きな題材でした。逆に十種競技は競技場で生観戦するほうが向いていないような気がします。


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