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2019-12

にゃんこの公共性 - 2019.11.02 Sat

さだまさしさんの「にゃんぱく宣言」です。

 にゃんぱく宣言って何だよ・・・?ってことですが、ACジャパンの広告です。ACジャパンとは日本で一番怖い映像のクリエーター集団で、♪エ~シィ~っていう呪いの曲でお馴染みのアレです。ACジャパンの得意技はトラウマ・ストーリーや脳内リフレインです。
ACジャパンの最新作が「にゃんぱく宣言」ですが、覆面歌手のSさんが歌っています。と、思ったらしっかり「作詞・作曲 さだまさし」とクレジットされていました。さだまさしって誰?な若者には「昔、タモリさんに嫌われていた歌手」っていえばピンとくるでしょう。オールドファンには「鶴瓶ちゃんとお笑いコンビを組んでた人」でお馴染みですね・・・

 「にゃんぱく宣言」は猫の飼い方の心得を節にのせた軽妙な曲です。とてもACジャパンとは思えないキャッチでポップなCMソングなんですが、猫の適正飼育を訴える動物愛護な内容の歌です。以前のさだまさしさんの曲についての記事を書いた時に、JASRACからFC2へ直々に差し止めの抗議文がきて、記事を凍結された思い出があります。CMソングですが歌詞のアップはリスクが高いので歌詞は割愛させていただきます。どっかで聴けると思いますので、知らない人は頑張って探して下さい。
歌詞の内容は『♪~オレの体を管理しろ~』とか『♪~飼えない数を飼ってはいけない にゃ~・・・』というメッセージなんです。その中で2番?の歌詞が引っかかりました。『♪~外に出してはいけない』っていう歌詞でした。
自分は猫や犬を飼ったことがなく、猫の知識はにゃんこマンガ家さんのにゃんこ自慢マンガやにゃんこブログくらいの情報量です。自分と一番接点があった猫は小学生の頃に本家(おじいちゃんち)で飼っていたタマという和風な猫でした。夏休みにコドモだけで疎開?するのが慣習だったのですが、コイツはいつもどこに居るのかわからない猫でした。夏休みなので軒下とか納戸とかヤツなりの避暑地を知っていたんだろうけど、大概は外にいたようです。正月はこたつにいるから触れたんですけどね。それこそ本家は農家で敷地は庭以外も全部おじいちゃんちだったから、さだまさしさんがうたう外ではないんでしょう。この曲が都会のペット事情を歌っているのはわかります。

 この曲は猫が飼い主に飼い方のモラルを宣言する歌です。ACジャパンは公共広告機構だから「飼い主は猫の体調を管理しろ」とか「多頭飼育はいけない」というのは公共のモラルなんでしょう。では「猫を外に出さない」というのも公共のルールなのか?それとも猫を守るためのルールなのか? という疑問があります。
「外が危険だから猫は家の中にいるべき」という意味なのか? それとも「猫が外を歩いていると近隣が迷惑になるから」なのか? 犬の場合だと以前の日本では犬は全て庭につながれているものでした。犬小屋で寝るのが当たりませなので、マンションと一軒家の違いは犬を飼えるかどうかだったと思います。その頃でも海外ドラマでは渡辺多恵子さんの「ファミリー」に出てくるアダムのような医務が家族のように振る舞っていました。そーいうのは何処かのブルジョアな世界だったのですが、現在は犬が家の中を歩いてるシーンにブルジョア感はありません。
ヘンなハナシですが座敷犬という言葉は事後になったのかも知れません。それは座敷犬が居なくなったのではなくて、全ての犬が座敷犬になっちゃったからでしょう。でも犬が鎖でつながれていたのはそんなに昔話ではありません。「めぞん一刻」に出てくる惣一郎さんが番犬扱いでした。ちなみに響子さんは嫉妬や勘違いで怒ってる前半よりも、ラストの五代クンと結ばれて安心したころのほうが可愛いです。そーいう描き分けができる高橋留美子先生はスゴいんです。

 猫に戻ると社会問題になっているのはやっぱりノラ猫と飼育放棄なんでしょう。この件に関しては斉藤 倫さんの「ノーにゃんこノーライフ」など一連の作品に熱心に描かれています。自分が一難信用している猫マンガ家さんです。
「猫を外に出す」ということのリスクとして考えられるのは、他人の所有地への不法侵入、排泄、それをな人が処理しているのいう問題、与えてる餌以外のモノ(有害なモノも)食べちゃう、ふとどき者による虐待やいたずら・・・ 屋内猫は野外猫に比べて感染症(病原体・寄生虫)になるリスクが3倍になるとのことです。飼い主さんにとってはぞっとする不安ばっかりですね。
ACジャパンが訴えているのは誤食や猫誘拐ではなくて、近所への迷惑行為(排泄)のことを言ってるんでしょう。何で外に出すなが引っかかったかといえば、体調管理と多頭飼育、飼育放棄は猫ファーストな意見です。でも外に出さないというのは人間ファーストな印象だったからです。さだまさしさんじゃなくねこまたぎさんが作詞したのなら「♪~部屋に閉じ込めてはいけない にゃ~」ってなるのかもしれませんよね。
ニュースサイトで拾った記事なんですがBBCニュースとイギリスの大学生が共同で「10匹の飼い猫にGPSを装着して24時間の行動を観察する」というレポートを出していました。これは選ばれた飼い猫が飼い主の見ていない時間にドコを歩いてるのか?を調査したレポートです。
専門家によると猫の移動距離は80m暗いなのですが、調査した猫は200mという広範囲もいれば40mという活動範囲の狭い猫もいました。その他にそれぞれが一定の出没するエリアを持っていて、飼い猫ながら地域にナワバリが存在するようです。猫が待ちで鉢合わせするとバトルが始まるから、猫同士がなるべく出会わないようにエリアを棲み分けてるそうです。
これって猫の世界にも公共があるってことですかね? 斉藤 倫さんのマンガで学んだ地域猫ですが、外を歩いてる猫がノラ猫なのか飼い猫なのかの区別が自分にはつきません。首輪で見分けられるのいかも知れませんが、迷い猫や飼育放棄された猫の可能性もあります。飼い主さんが知らない日中に猫が何処行ってるのかといえば、ウチの庭でひなたぼっこしています。ウチに来る猫は柄や品種も様々なのでナワバリ外のフリースペースなのかも知れません。夜中にウチの庭で大騒ぎしてるので集会場になってるのは間違いないんだけどね・・・

 榛野なな恵さんの「Papa told me」のエピソードで『 ジョゼフィーヌというデブのネコが行方不明になって飼い主が探してる。知世ちゃんが偶然見つけるがジョゼフィーヌは「こー見えても本当はヤマネコなんだ」と言い張って家出する 』っていうお話がありました。知世ちゃんはデブすぎて野性の生き方は無理だから飼い主に知らせるべきだけど、野性を思い出したというジョゼフィーヌの個人の意見も尊重したい・・・ ジョゼフィーヌはデブ過ぎてクルマに轢かれそうにになってしまい、説得して飼い主の元に帰ることにしました。
飼い主の家から出て行く猫の主張と、猫を外に出しちゃアブナイという葛藤のマンガでした。飼い主の愛情でぶくぶく太っちゃうのも幸せな猫だし、野性を目指して生きていくのも幸せでしょう。一概に猫を外に出しちゃいけないと言っても、猫には猫の公共があるんだと思います。その一つはウチの庭の草むらなんでしょう。 エ~シィ・・・


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