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2019-07

祭のあとの寂しさは - 2018.11.04 Sun

渋谷 ハロウィン問題について。

 今年のハロウィンは渋谷にて一部の暴徒化した市民がクルマを横転させたり、町が燃えるなどの衝撃映像が世界中に配信されました。映像には本質や言語を越えたチカラがあるので、世界中が「思っていた日本と違う」って衝撃を受けたようです。日本人にとっても思ってたハロウィンと違うことにマスコミ騒然でした。何でこんなことに・・・っていうけど、騒いでる現象はサッカーのスクランブル交差点とまったく同じです。今回も DJ ポリスが出たそうですが、アノお巡りさんは暴徒化した若者へ迎合を打ってるだけって気がします。
「そもそもハロウィンというのは死者が蘇る・・・」とか「本来は子どもが家を廻って・・・」とか、ここ数年で毎年聞かされてます。「アメリカでは・・・」とか「もともとケルト人の祭で・・・」など日本中のマスコミ関係者が毎年同じことを言って、他の出演者も同じことに「へぇ~」って相づちを打ってるようです。「ほとんどの人は本当は関心が無いんですよ・・・」も毎年言われているセリフでしょう。
本来のハロウィンとはなんていうレギュレーションなんてどーでもイイ話です。日本は仮装行列に特化したイベントに成り下がってるけど、本来のお菓子をもらいに子どもが知らない家をノックするなんて犯罪のニオイしかしません。
数年前は「秋になるとハロウィンって書いたオレンジのポップがお店に飾られるけど、アレってなんなの?」っていうのが一般の反応でした。七五三とかハロウィンは当事者(子ども)のいない人にとっては「何日なの?」っていうイベントです。歳時記に疎い人は「酉の市も何日なの?」ですね。
今年のハロウィンは例年に比べてお店のポップがおとなしい印象でした。ある程度ハロウィンという言葉が浸透したので企業サイドのピークは過ぎちゃったのかも知れません。渋谷で騒いでた人たちは企業が考えるユーザーではないです。彼らがハロウィンのランドマークになることを、オトナは良しとしません。
 
 渋谷に集まる仮装者を社会学者や教育、心理学、芸人、評論家などが、かなり思いつきで語っていました。多くの意見の中で欽ドン賞は「東京には祭がないから・・・」でした。もっともらしく聞こえる意見ですが、集まってる人たちはむしろ東京に住んでない(渋谷エリアに近づきにくい)人たちじゃないのかな? この祭が無い論の上手いこと言ってやった感が半端ないですね。
自分はサッカー日本代表戦のハイタッチ族が近いという意見に一票ですね。自分は浦和サポなので代表戦は「まぁ頑張ってくださいよ」くらいのスタンスを心がけています。逆に代表は応援するけどJリーグには関心無いっていう人も多いです。海外サッカー以外はサッカーじゃないっていう方も含めて、どんなスタンスだろうと自由なのがサッカーのいいところです。
では、渋谷に集まるハイタッチ族はどういうサッカーファンなんでしょう? 彼らはオフサイドも判らない「ホンダ・カガワ・オオサコ」なニワカ・サッカーファンだと思います。本当の熱狂的なサポーターはスタジアムで観戦してるし、チケットが買えなかった&私用があるファンも試合時間は中継が観られる自宅やそれなりの場所に向かいます。試合開始から交差点に立ってる人たちは、ゲーム自体にはあんまり興味がないんでしょう。彼らはサッカーが好きなんじゃなくて♪ウェイウェイ~したいだけだから・・・

 サッカーに興味が無いけどハイタッチはしたいという不思議な人種と似ているのが、お菓子は集めないけど仮装してウェイウェイしたい人種です。渋谷に集まる習性は良しとしても、集まってなにをするのかが決まってないことに問題があるようです。イベント的な催しがあるとか、コンテストやパレードがあるわけでもないんです。渋谷区の「来年は有料にすれば・・・」って言うコメントもネットニュースにありましたが、街を歩くだけの人たちからどういう名義で金をとるんですかね?
今年ほどハロウィンが悪意で報道されたことは無かったと思います。それで気がついたのは渦中の渋谷の映像を観ても、仮装してる人ってあんまりいないんですよね。善意で報道しているニュース映像では仮装してる人を引っ張ってきて雑なインタビューやウェ~イを流してました。それでもコミケのコスプレには遠く及ばない、段ボールをくり抜いて被ってるだけとかドンキで1980円ってレベルが多かった印象です。想像ですが池袋に集まった仮装の人たちのほうがクオリティーが高かったんじゃないでしょうか?
そもそも仮装とかパーティーを組むとかは文化系の得意分野なので、リア充を自称するようなウェイウェイたちが勝てるわけがないんです。仮装するコンセプトも考えずに「みんながやってるからゾンビ」っていう安直さがニュース映像の後ろのほうに映り込んじゃってました。
どうせなら、よさこい祭りや浅草リオのカーニバルのように観光になるくらいのレベルじゃないと渋谷を歩かせないくらいにすればいいんです。観光になれば1日くらい明治通りを閉鎖して原宿から渋谷までパレードさせればいいじゃん。そうするとリア充はホンモノのレイヤーに絶対勝てません。

 多くの評論家が渋谷が人を集めてる動機付けは現代人の承認欲求のためと分析しています。承認欲求は自己責任と並ぶ流行語ですが、ようするにインスタで上げていいねを稼ぐことが目的の人たちですね。それと、自分では行動しないけど渋谷で楽しいことがおきてるらしいから来た人たち。こっちは浦安に行けば業者の仕切りで楽しい世界があるんですが、リーズナブルにハロウィン気分だけでも味わいたい人向けでしょう。それと、渋谷で軽トラがひっくり返されたニュースを観て「オレもオレも」ってつどった輩ども。
渋谷に楽しいことがあるっていう空気は80年代にもありました。でも街が楽しいという幻想はあんまり長く続きません。もう文化は街という空間に存在しなくなったからでしょう。ウェイウェイしてる人はD J ポリスどころか機動隊でも使って検挙しろっていうのが渋谷区民のホンネか?
承認欲求というのは学術的にはいろいろありますが、押し並べてインスタ映え的なモンみたいです。いいねを稼ぐためにハロウィンするっていうことですが、インスタに上がってる写真を見ても大して羨ましくないことはやってる当人も気づいてると思います。ネットの記事で読んだんですが、みんながSNSでやってるのは承認欲求というよりも“幸せの可視化”という意見です。
みんなが自分の仮装を認めて欲しくてインスタに上げるんだったら承認欲求でしょう。それはレイヤーたちがやっています。じゃあ、仮装もせずに渋谷に集まった人たちは何を承認したいのか?っていうナゾがありました。幸せの可視化というのは楽しいことや嬉しいこと、得意なことなどを可視化したいという欲求です。では、可視化って何なの?ていえば、それは自分の幸せなことの証拠です。誰もアタナの幸せに疑問も持ったりしないだろうし、アナタが食べたランチが美味しくなかったんじゃないかって疑う人もいません。女子会の写真をアップして「どうだリア充だろう」って自慢してるんじゃなく「自分はリア充ですから、これが証拠の現場写真です」っていう感じに思えます。みんな必死で証拠写真を集めてるんですね。他人のインスタをチェックして偽造だとか作為があるとか、右京さんのように「妙ですねぇ・・・」って人も現れてます。幸せの青い鳥を写したくて右往左往してるんですが、何が青い鳥なのかも見失ったまま渋谷に飛んでてるかなって集まってくるのが今回の現象でしょう。「今、ハロウィンで仮装がナウいぜ」って聞いたチルチルが渋谷に出かけていった感じです。当然ながらチルチルミチルのコスプレなんかしてる人はいません。
インスタ映えは中高生の専売特許のようですが、別に若者が発明した機械ではありません。得意になって使いこなしてるけどシステムを作ったのはオトナたちです。実はSNSの利用者人口は10代よりも40代が多いらしいです。延べ人数の違いもあると思いますが、幸せを報告したり可視化するのは子どもよりもオトナのほうが圧倒的に有利です。幸せの証拠が必要なのは若者よりも老い先の短い年配の方々なんだと思います。

 10月31日にウォーリーを7人見つけました。ハロウィンとウォーリーはまったく関係ありません。彼はお化けじゃないし・・・ 4人はアキバでプラプラしてたんですが、3人は朝のお散歩中の保育園児を引率している保母さんたちでした。魔女の帽子(おそらく手作り)を被せてもらってる園児とか、正しい仮装のあり方がここにありました。どうもウォーリーの衣装は安く出回ってるようで、しましまの服だから権利問題が発生しないんでしょうね。
昔はハロウィンと表記していましたが、いつの間にかハロウィーンになってました。それはウェ~イな人たちの寄せたのか?本当のはつをンがウィーンなんだったらトマトもトメィトォ~だろ・・・


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