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2018-08

GWの推薦図書 - 2018.04.28 Sat

斉藤 倫さんの「路地裏しっぽ診療所」の6巻です。

 今回はゴールデンウィークに向けての推薦図書です。マンガとは本来好き勝手に読むのがベストであって、他人が好き勝手に読んで面白いというモノが自分にとっての面白いとなる確率はそんなに高くありません。しかし推薦図書といううさん臭さはありますが、騙されたと思って手に取ってみたら面白い作品に出会えたりすることもあります。ここは自分でも忘れそうですが、ここはマンガを読んだり描いたりのブログです。連休中にちょこっと読めて「なるほど・・・」と思える作品を紹介したいと思います。
去年の7月には夏休み推薦図書として村上もとかさんの「フイチン再見!」を紹介しました。内容の方向性と全10巻という絶妙なボリュームが夏休みにダラダラ読むにはちょうどいい感じでした。今回はゴールデンウィークといっても飛び石連休なので作っと1冊読める作品をチョイスしました。
お薦めの作品は斉藤 倫さんの「路地裏しっぽ診療所」の6巻です。現在6巻まで出ていますが、全部読むとたいへんなので、この作品を知らない人は取りあえず最新刊だけでも読んで観てください。6巻はマンガコーナーの少女マンガの集英社のアタリい刺さっている可能性が高いです。全巻揃えるのならネットで注文じゃないと無理かな?
斉藤 倫さんは集英社系少女マンガで活躍している、ちまちまな作風の少女マンガ家さんです。推薦図書というか今直近で読める作品は講談社の女性マンガ誌 BELOVE の9号に読み切りで「水晶の音」というヴァイオリストの式町水晶さんのドキュメンタリーマンガが掲載されています。自分も式町水晶さんは先日たまたまラジオにゲスト出演を聴いて知りました。メジャーデビューしたということですが彼は未熟児で生まれ3歳で脳性マヒと診断されました。彼のお母さんがパワフルな人でヴァイオリンがリハビリにいいと思い込み、ゆくゆくはプロヴァイオリストになるまでをラジオで語っていました。そのお母さんを主人公にマンガ化したのが「水晶の音」という作品です。 
斉藤 倫さんはデビューから一貫してふわふわなタッチで甘々な乙女チックラブコメを描いてきた少女マンガ家さんです。しかし近年はふわふわなタッチで考えさせるテーマのマンガを描く特殊能力を身につけたようです。
今回のブログを書くにあたり式町水晶さんのブログを見てたら志貴町水晶さんと斉藤 倫さんのつながりの謎が解けました。斉藤 倫さんの息子さんが結構有名な高校生ジャズピアニストの市川 空クンなんで彼らはセッションとかもしてるとのこと。YouTubeとかで空クンの演奏が観れますがかなりのイケメン男子でした。

 「路地裏しっぽ診療所」も絵柄に騙されるとしっぺ返しされるクライにビターな作品です。よくあるマンガ家が飼っている愛犬や愛猫を自虐的にデスっていながら愛情デレデレなペットエッセイマンガではありません。むしろ骨太なふわふわ少女マンガですね。
タイトルの“しっぽ”が意味するように犬猫の動物病院でバイトをしている女子大生の雨野なずなと飼い犬のみらいの心のふれ合いを描いたハートフル動物ストーリーです。主人公のなずなのストーリーは留年しそうとかペット可の物件が見つからないとか、たいしたドラマはありません。したがって1巻から読まなくても取りあえず問題にはなりません。だいたい1冊でテーマが完結する感じなので今回はあえて6巻を紹介します。
この作品はなずなの買っているのは犬ですが動物病院がストーリーのベースになっているので犬猫両方がストーリーに出てきます。ペットがテーマの作品って犬派と猫派に分かれるのが普通です。両方のエピソードが平等に扱われるのは珍しいタイプのマンガだと思います。自分はペットを飼っていませんし、犬派か猫派かといえば人間のお姉さんのほうがいいかなって感じです。このマンガも動物愛護の観点ではなくて今まで 斉藤 倫さんのマンガを読み続けていて、たまたま新連載がペットものだっただけです。
6巻のテーマがスコティッシュフォールドです。通称スコです。まずスコティッシュフォールドという言葉の意味が理解できる人は無条件でこの作品を読むべきです。あなたがしっているスコとは大分違う真実にクラクラするような内容だからです。この作品に描かれているスコの真実を知っているよっていう人は共感シンクロ率100%です。スコの名前くらいは知ってるという人や猫を飼っている人も必読です。ブリーダー、ペットショップ、レスキューで何か想像できる人も読んだ方がいいでしょう。犬猫に限らず生き物を飼育している全ての人に向けて描かれたマンガなので、ペットのいる人は取りあえず買って読めば判ります。6巻を読めば必ず1巻から読みたくなるハズです。実際にこのマンガを手に取るとあまりの乙女チックな表紙にたじろぐと思います。男の人にはちょっと躊躇するほどの少女マンガっぷりですから。
帯に『なずなと動物たちの、ほのぼのアニマルライフ!』とか書いてありますが、扱っているテーマは全然ほのぼのしていません。「骨軟骨形成異常症」というなんだか怖い字面と向き合う勇気のある方も読んでみてください。大切な家族のペットが旅立ってしまうようなセンチなだけのマンガではありません。悲しいのは全て人間の行為というところが、斉藤 倫さんが突きつける短剣の怖さです。

 男前な美人レスキューの三島さんのセリフ「知らないのは罪だよ・・・」 


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