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2018-08

浦和の男で終わる - 2015.11.23 Mon

鈴木啓太選手が引退しました。

 11月22日Jリーグ浦和レッズの最終戦後の鈴木啓太選手の退団セレモニーにて、自ら今季をもって引退する旨を発表しました。 新聞報道では「横浜FCへ移籍か?」などと有りましたし、クラブも「あくまでも契約満了で再契約はしない」というスタンスでした。 多くのサポーターの気持ちは「移籍よりも浦和でキャリアを終わらせて欲しい」って思いながら、「啓太のサッカー人生を尊重すれば下位チームでサッカーを続ける事もアリだし」っていう微妙な思いでした。 今季は不整脈という病気のためコンディションが整わず、最後の3ヶ月はベンチ入りもできない状況でした。 浦和レッズは優勝を目指していましたからそのときのベストなパフォーマンスが出せる選手でなければベンチに入れませんが、元日本代表というキャリアを役立たせられるチームもたくさんあります。 それでも浦和でユニホームを脱ぐ決断をした啓太には感謝と敬意しかありません。

 そもそも「鈴木啓太って誰?」ってことですけどオシムに愛されて水を運んでいた人です。 いわゆるサッカーのテクニックというモノにはまったく縁のなく、シュートは宇宙開発(枠の上へ飛んでっちゃうシュート)と言われてていました。 現代サッカーでは攻撃にも守備にも貢献できなきゃ試合に出れません。 あの宇佐見選手ですら守備に戻らないと怒られる時代です。 でもちょっと前まではサッカーには守備をする選手と攻撃をする選手に分かれていました。 ディフェンダーは守備担当っていうわかりやすさがあり、フォワードや司令塔は点を取る人ってイメージが湧きます。 では真ん中にいる人は何してるの?ってことです。 攻めてる時間も守ってる時間もウロウロしてるのがボランチというポジションです。 鈴木啓太という選手はこの試合中にウロウロすることが最も上手な選手だったんです。 90分間ウロウロしてるだけなのでシュートを決めたとか相手のシュートをクリアしたみたいな印象に残るプレーはあまりしません。 ゲームメーカーからのパスが得点につながったみたいな新聞に載るシーンもありません。料理を作る事よりもひたすら給仕に徹して水を運び続けた16年でした。 その献身だけがプレースタイルなのに浦和というころころ監督が変わるチームで、どの監督からも評価されレギュラーを掴んでいったことに啓太の偉大さがあるんでしょう。 時代によりサッカーのスタイルが変わっても献身的な人は認められるんです。

 そーいうサッカーの裏方的なプレーヤーって地味なイメージがあるでしょうけど鈴木啓太は地味なイメージがまったくありません。 オシムジャパンのころガンバ大阪の今野とボランチの座を争っていましたが、今野は今ちゃんと呼ばれみんなにイジられる愛されキャラでした。 今野も日本有数の献身的な選手ですが、顔も「献身的な人なんだろうなぁ」って納得できる感じです。 つまり地味な顔ですね。 その点、啓太はサッカー選手にしては無駄に格好いい顔をしています。 FC東京からドイツのマインツへ移籍した武藤嘉紀選手は慶応出身のさわやか好青年で、コメント等マスコミ対応も超優等生です。 世に言う「完全たる勝ち組」なんですが、格好良さだけを比べたら啓太には全然及びません。 啓太は長谷部誠とともにレッズ女子(本当はお母さん世代のサポーター)を虜にしてきました。 レッズ男子は岡野とか闘莉王見たいなタイプが好きなんですけどね。 啓太は心技体すべてに整った好青年ですが、とくに顔が整っているんですよね。 サッカーやる必要がないだろって暗いに格好いいです。 しかもインテリでメガネを掛けるとIT企業の社長っぽくもあります。 天は啓太に二物も三物も与えてくれました。 しかし啓太が本当に欲しかったのはシュートテクニックだったんだと思います。

 『僕の心には、浦和以上に、愛せるチームがありません。だから僕は、プロサッカー選手として、浦和の男で始まり、浦和の男で終わります。』最後のスピーチはちょっと泣かされちゃいました。 周りのサポーターもみんな泣かされちゃってました。 立派なスピーチを見ながら「啓太は育成や監督よりも浦和の社長になったほうが向いてる」って思いました。 コンサドーレの社長に野々村さんがなる時代だから元Jリーガー社長はアリです。

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