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2018-05

あずきちゃん 復刻! - 2015.10.23 Fri

木村千歌さん(原作 秋元康さん)の「あずきちゃん」です。

 今回のテーマは唐突ですが木村千歌さんの「あずきちゃん」を取り上げます。 この作品は1992年から「なかよし」で連載していたガチガチな少女マンガです。 当時はNHKでアニメ化されていたのでアニメのコミカライズってイメージもありましたが、完全に原作が先に連載していました。 でもアニメ版の「あずきちゃん」のほうに馴染みがある方々も多いでしょう。 日本アニメの10傑に入れてもいいと自分では思っていますが、一般のアニメファンはこーいうアニメには評価を下さないっていうタイプのアニメでした。
そんな古いマンガを今さらどーしてって感じですが、なんと本屋のマンガエリアで「あずきちゃん」の復刻版が売っていたんですよ。 小学生のころの同級生の女の子を何十年ぶりに見かけて「あれー何してんのこんなところで?」って声をかけたくなった感じです。 まず思うのは「なんで今さらあずきちゃんなんだよ?」 まさか木村千歌さんはいつの間にか死んだのか?って思っちゃいました。 追悼で復刻ってありがちですから・・・ふと気づくと「おはよう!スパンク」や「東京ミュウミュウ」の復刻版も売っていました。 それこそ「なんで今さらスパンク?」って・・・
あまりに懐かしくて買っちゃいそうだったのですが、自分はこのマンガをまだ持っていることを思い出しました。 コレクターの癖がないので大抵のマンガは読み終わると処分しちゃうんですが「あずきちゃん」はなぜかひっそりと保管していました。
 
  

 木村千歌さんは「メープルタウン201」とか「パジャマデート」など脱力系日常マンガの元祖みたいなマンガ家です。 結構どーでもイイようなところでどーでもイイようなマンガを描いてるって印象でした。 自分の中の代表作は「メープルタウン201」です。 ミリペンの軽い作画で軽い読み応えながら、雑に見せない絶妙なバランスのかなりマニアックな部類のマンガ家でした。 そんな木村千歌さんが「たかよし」という少女マンガのど真ん中でマンガを描くっていうのでわざわざ買ったんですよね。 自分でも初のKCなかよしコミックでした。
面白いのは単行本のカバーに「作者の素顔」という紹介コーナーがあり秋元康さんのコトを「作詞家としてとんねるずの「がじゃいも」などヒット曲を多数もち、マンガ原作も多数てがける。 ごぞんじ恋愛の神さま」と書かれています。 5巻ではさすがに「がじゃいも」の部分が「トレンド仕掛け人として各方面で大活躍」に直されていました。 ただし現在のAKBな感じの秋元康さんの原作だと思って読むと肩すかしです。 かじゃいものころの秋元康さんだから・・・


 講談社の老舗少女マンガ誌「なかよし」が1955年の創刊、今年で60周年を迎えました。 意外なことに「少年マガジン」は1959年の創刊ですから「なかよし」のほうが先輩なんですよね。 「現存する日本最古のマンガ誌」ということらしいです。その「なかよし」の60周年記念企画で「よみがえれ!わたしの大好きな作品!名作総選挙」というAKB的な聞いたことがあるような企画をやっていたようです。 歴代の作品の中からアニメ化されたようなメジャー作品10作をピックアップして、どの作品を復刻して欲しいか?をアンケートで決めるキャンペーンでした。 しかし応募総数が予想外の5万8千を超えて順位をつけられない状態になって、ノミネート10作品全部を順次復刻することになったそうです。
さすがに「なかよし」はノーチェックで、最近では西炯子さんの「恋と軍艦」がい何時の接点でした。 どちらかといえば小学館や集英社系の少女マンガのほうが多く読んでましたし、ガチ少女向けマンガのKCなかよしは手に取らなかったんですよね。 手に取らなくて普通なんでしょうけど。

 ほかの復刻作品は犬とか金魚とか宇宙人の赤ちゃんとか正義の味方とかアイドルとか超能力とか女ブラックジャックとか、いろいろです。 学園恋愛マンガは「あずきちゃん」を含めて3本ですが、正直いって「あずきちゃん」意外のマンガは読んでいないので懐かしさもありません。 「なかよし」といえば「キャンディ♡キャンディ」と「美少女戦士セーラームーン」ですが、こっちはたぶんちゃんとした豪華復刻版があるんでしょう。 今回の企画はまさか髙階良子さんの「地獄でメスがひかる」が再版されるとは!っていうビックリが面白いんでしょうね。 本当に誰得の企画なんでしょう?
企画のサブタイトルが「よみがえれわたしの好きな作品」だから、当時は読者だったがもう少女マンガを読む歳でもないっていうお姉さんたちがターゲットでしょう。 でもこのラインナップの中で「あずきちゃん」だけは今の小学生たちに読んで欲しいマンガです。 自分は古いマンガのほうが面白かったとか過去の名作だから読むべきというつもりはありません。 古い作品はどうしても当時のノリやテンポで描かれてるので、今の子供が読んでも発表時と同じようには伝わらないのは当然です。 ましてや現在のマンガと過去のマンガを比べるコトにも意味がないと思います。 今回のラインナップでも今の小学生に読ませるのはキツいんじゃないかな?って余計なことを思っちゃう作品もちらほらです。 そんな中で「あずきちゃん」だけは逆にマンガ離れをした今の子供たちに読んでほしい1冊(5巻ですけど)です。

 最初に読むマンガはアイドルとか超能力などマンガ的なキャラがお約束な展開を繰り返すストーリーのほうが読みやすいでしょう。 お子様向けストーリーとは本当にお子様に向いています。 たとえば押し入れに未来から来たロボットがいるマンガがあったとしましょう。 それを読んでいる子供はそのマンガらしいファンタジーに夢中になります。 しかし子供だって世間のからくりに気づくころには「子供だましな教訓ストーリー」から離れていっちゃいます。 子供向けに子供だましなストーリーなんだからしょうがないですよね。 セーラームーンやジバニャンでいつまでも夢中になってくれないのは当たり前です。 マンガはその先の年代にこそ売り込みたいのですが、初めて読んだマンガが変身ヒロインだとそーいう年齢を超えるとマンガそのものを卒業しちゃいます。 マンガを読み解いていく楽しさやキャラの心情とリンクしていく感覚を味わえなければ、子供たちがマンガの読者になることは期待できません。
「あずきちゃん」は主人公のあずきが小学5年(11歳)から中学3年(15歳)までのお話です。 話の中心はあずきのクラスに勇之助が転校してくるコトで始まる恋愛マンガです。 アニメ版ではあずきちゃんと愉快な仲間たちって感じのホームコメディでしたが、原作のマンガ版のほうはガチ恋愛マンガです。 この作品の画期的なところは11歳の初恋が11歳のままのあずきで、12歳の別れは12歳の等身大のあずきだということです。 そして中学に進学すると13歳は13歳のまま、15歳は15歳のままのあずきが描かれています。 恋愛未満で右往左往していた小学時代と、いろいろ考えることが増えていく中学時代の描き分けがみごとです。 当然ながら不思議な動物も宇宙人も変身アイドルも出てきません。 このマンガを最初に読んだらマンガの読み方が身につき、卒業するどころか「君にお届け」とか「きょうは会社を休みます」に繋がっていくことでしょう。
せっかくの復刻版なんだから「あずきちゃん」を読んだお母さんたちが小中学生の子供に買って上げて欲しいですね。 小学校高学年の男の子に読ませるのも女の子の思考を理解するためにもいい教材だと思います。 「お前らが思ってるよりも女子はいろいろ悩んでるんだ」っていう、思春期に一番学ばなきゃいけないコトの勉強になります。 相手役の勇之助くんは女心がワカランチンの代表みたいなキャラです。

 もし現代っ子たちが読んだとして「学校はこんな雰囲気ではない」とか「この教室そのものがファンタジー」って言うかもしれません。 たぶん今の子供たちにとっての学校はこんなのどかな世界ではないんでしょう。 でも「このマンガのほうが正解」って教えて上げて下さい。
もし今の教室がもっとギスギスしてるんだったら、そっちのほうが異常なんですよね。

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● COMMENT ●

はじめましてv

ハジメマシテ^^野山あずさですm( )m
あずきちゃんを検索したらここがヒットしました^^
あずきちゃん懐かしくて今はまってます☆
私もfc2でアニメ関連のブログをやってます^^
よかったらのぞきにきてください^^

野山あずささん、いらっしゃいませ。

どーも、ようこそです。2017年にもなってあずきちゃんを検索してるひとが
いると思うと胸が熱くなります。しかも野山あずささん本人から ( ゜Д゜)
たま~に少女マンガも取り上げていますので、またいらっしてくださいな。


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