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2018-10

らいかのカメラ日記 4 - 2015.07.08 Wed

最新のEOSは最良のEOSか?

 「最新のポルシェは最良のポルシェ」 これはポルシェの新型モデルが常に新しい改良されるので、歴代のポルシェの中で一番完成されたポルシェは常に新型というキャッチコピーです。 今、国産車はハイブリットや安全装備を比べることで他社メーカーと差別化しています。 でも走りの性能や乗り心地といった「昔からのクルマの味」に対しての改良はほとんどありません。 炊飯器も炊きあがりの違いだけを家電メーカーはアピールしていますが、消費者は「どの炊飯器でもそこそこ美味しく炊ける」ってわかっちゃっています。 掃除機はサイクロン式とロボットそーじ機が革新的な新製品でしたが、成熟した商品では劇的な革新はもう望めないように思います。 クルマは電気自動車という革新がこれからのセールスポイントにたるでしょう。 カメラでは銀塩からデジタル化した時に劇的な革新がありました。 現在のカメラというモノはすべてデジタルカメラを指しています。 歴史的には10年ちょいくらいなんでしょうけど、そろそ「どのカメラを選んでも変わらない」っていう域に達してきちゃったようです。
新型のポルシェが現行型のオーナーが嫉妬するほど改良されているのは「何で初めからそーしない?」って思わせるほどです。 クルマを走らすというコトでまだ改良の余地を見つけ出すポルシェもすごいんですが、そこに価値を見出すオーナーたちもスゴいと思います。 クルマを作る側と乗る側が一緒にポルシェというブランドを守っているんでしょうね。 最近の国産スポーツ車がぱっとしない原因は速さを前面にアピールしていないからだと睨んでいます。 新型86やロードスター、ホンダのオープン軽やレクサスのクーペなど。「乗って楽しいクルマ」とか「気持ちのいい走り」とか、早いのか遅いのかはっきり言えって感じです。 スポーツカーなら速いのか遅いのかをはっきりアピールするべきで、ここをうやむやにしないところがポルシェのスゴいとこなんでしょう。 唯一、シビッククーペ Type Rは具体的にメガーヌよりも速いってメーカーが豪語しているスポーツカーです。 日本で売るのかは知らんけど。

 では本題の「最新のEOSは最良のEOSか?」について考えてみたい思います。ニコンユーザーの方々には申し訳ありませんがキヤノンしかわからないのでEOSで話を進めます。
一眼レフカメラもポルシェと同じように「性能以上の何か」を求められるカメラです。 スーパーへ買い物に行くだけなら軽ワゴンでも事足りるし、快適にドライブなら燃費のいいクルージングセダンのほうがいいです。 カメラにしても子供の運動会や旅行バックに入れて持ち歩くのならコンパクトカメラの利便性には勝てません。 それじゃ高性能とは何のためにあるのでしょう? プロユーザーに向けて作られている商品というのはもちろんですが、多くの「自称・セミプロ」の人や「ベテランカメラマン(アマチュア)」や「カメラ愛好家」の方々をターゲットにした商品です。 逆に考えるとセミプロや愛好家ではない人たちにとっては、一眼レフカメラはあまり向かないってことになります。 向かないというか「無理してまで一眼レフというややこしいカメラを買う必要はない」って感じですよね。 しかしお金と手間がかかっても、その負荷こそが趣味なんだっていう方々にはぜひとも一眼レフカメラを選択してみたらいいかと思います。
日本語で言うところの“カメラマン”とは、写真を撮る職業の人ってイメージです。 世界的にはフォトグラファーって言うようです。 世の中は写真で溢れているのでその写真の数ほどのカメラマンがいることになります。 大昔のカメラはシロウトにはピンとを合わせるコトすら至難のワザで、さらにカメラは何も考えてくれないから露出も自己責任でした。 さらにフイルムは焼いてみないと結果がわからないので、本当に限られた人にしか使いこなせないナローポルシェのような代物でした。 そんな当時の中高生の男子が一番欲しいモノ1位のカメラで2位はカワサキZ400でした( らいか調べ) その一眼レフカメラを価格はともかく操作面で身近になったのがミノルタα7000でした。 これは世界初のプログラムAE(オート露出)とAF(オートフォーカス)を備えた電子機器型の一眼レフです。 自分が初めて一眼レフカメラが使えるって思えたのも、このオートフォーカスのおかげでした。
自分が初めて使ったのはキヤノンのEOS650で買ったのは父親でした。 カメラが急に必要になったので当時の発表間もないEOSを選んだようです。 ニコンやミノルタは旧来の一眼レフの角張ったフォルムを継承したのに対し、キヤノンのEOSシリーズはまったく新しい丸っこくて角を面取った造形になりました。 ニコンが旧来のマニュアルカメラユーザーを捨てないって方針なのに対して、キャノンはEOSが新しい時代のカメラに置き換わっていくと確信していたんじゃないのかな? 同級生でオリンパスのOM-1を持ってるヤツのカメラにコンプレックスがあったから、EOSの丸さに「新しい時代のバカちょんカメラはコレだ」っていう読みがありました。 ただカタチが気に入ってただけなのですが、こーいうシロウト考えは正解だったりします。 どのメーカーも現行のカメラは角張っていませんからね。

 一眼レフカメラの世界では本体価格で5万~10万前後のモデルをエントリーモデルと呼びます。 一眼レフは初めてという人が選んでも失敗のないって感じの扱いやすさを重視したモデルです。 ゴルフのクラブやテニスラケットなど技術が必要なジャンルの道具にはだいたい初心者向けモデルというのが存在します。 扱いやすく比較的に安価なのですが、機能や性能、耐久性などを犠牲にしているって感じです。 まあ「ビギナーはこれくらいの道具でいいんじゃない?」っていうメーカーの商品構成と、ビギナー側の「いきなり上級者向けはおこがましい」という引け目があるためでしょうね。 本来、道具選びは先輩(上級者)の顔色を伺いながら選ぶのではなくて自分の思い込みで選ぶのが正しい趣味のあり方だと思います。
エントリーモデルではプロユースに対応出来ないので、当然プロ向けの50万以上のカメラもあります。 いや、もうプロ用ですから自分がプロって思ったら購入を考えれば十分なスペックのカメラです。 その中間にもミドルモデルという中途半端な価格帯のカメラが存在します。 ミドルモデルにはフルサイズの高級機の廉価版とAPS-Cサイズの上位モデルがあります。 フルサイズの廉価版というのはニュアンスが正しくなくて、キヤノンではハイアマチュアモデルと定義しています。 それぞれの目的で高性能に完成されたモデルです。 プロカメラマンは35㎜相当フルサイズを使ってると思うので、デジタルカメラ用の新規格のAPS-Cサイズはどうしてもエントリーモデルっぽい印象です。
フルサイズとAPS-Cサイズの違いはイメージセンサーの面積の違いです。 当然大きい方が格好いいのですが、小さい方が望遠の距離が大きくなってお得感があるっていうメリットもあります。 逆に画角が狭くなるとみ言えるので広角側では思うような広さが得られないっていう困った事態にもなります。 自分はAPS-Cサイズ専用のレンズを持っているので今回の購入もフルサイズは考えませんでした。 APS-Cサイズのシリーズでも上級モデル、中級モデル、初心者モデルの3パターンがあります。 これはユーザーの金銭的な成長につれて買い換えていけるようにメーカーが考えた戦略です。

キヤノンのAPS-Cサイズ 一眼レフカメラ 現行モデル(価格はすべて本体のみ)

EOS 7D MarkⅡ およそ20万円 ハイエンドモデル  発売日2014年10月

EOS 70D    およそ11万円 ミドルモデル    発売日2013年8月

EOS KISS X8i   およそ9万円 エントリーモデル  発売日2015年4月

EOS 8000 D  およそ9万円 エントリーモデル  発売日2015年4月

 各グレードのモデルチェンジは、ここ3年で完成したようです。 ハイエンドモデルの 7D MarkⅡは別格で値段が高いのですが、注目はミドルモデルの70DとエントリーモデルのKISS X8i の価格差が僅かなことです。 2年前にモデルチェンジした上位機種と2年後にモデルチェンジした下位機種は、どっちが優れているのか? 一番目を引くのは画素数が70DよりもKISSのほうが380万画素も多くなったことと、映像エンジン(画像をデータ化するチップ)がDIGIC6に更新、測距点が9点から19点で同じ性能など。 すでにエントリーモデルのKISSでここが負けていたっていう部分は2年の月日が完全に埋めてくれました。 まさに最新のEOSですね。
70Dが優位になっている部分はシャッター速度が 1/8000 (KISSは1/4000) 連続撮影時間 7コマ/秒 多重露出撮影ができる ファインダーの視野率が98%くらいです。 どの機能を重視するのか?はユーザーそれぞれの判断ですが、完全にエントリーモデルのほうが下克上しちゃっています。 それでも70Dに固執する人にはエントリー機というコトバに帯する過剰反応が上げられます。 何故なら趣味道の世界では初心者扱いされることがもっともイヤなことだからです。 己のスキルをかえりみずに上級者を名乗るつもりはないのですが、初心者って言われることには我慢ならないんですよね。 それとベテランというコトバも大好きで「流行ってるから」っていうタイプを必要以上に嫌います。
つねに中級者でありたいという願望がミドルモデルという不思議なカテゴリーを生んだんでしょう。 だってお米が美味しく炊けるけど高い炊飯器と美味しくないけど安い炊飯器があれば、あんまり美味しくないけどそこそこ高い炊飯器っていう商品は要らない気がしますよね。「 どの炊飯器を買っても美味しく炊けるようにしろよ!」って思います。
この下克上はポルシェでも発生している問題です。 ポルシェといえば911シリーズがイメージされますが、エントリーモデルでケイマンやボクスターというモデルがあります。 911の安いヤツ?でも1200万くらいするのに半額の600万くらいから買えるお買い得ポルシェです。 ポルシェというのはお金持ちがブランドイメージで買う場合と究極の走り屋(お金持ち)が究極のクルマを目指して買う場合があります。 ポルシェであれば満足な人ならカイエンでも満足なんでしょうが、本気の金持ちは「911じゃなきゃポルシェにあらず」って思っています。 しかし初心者向けのケイマンの新しいヤツは普通に911と遜色のない速さに仕上がっています。 しかもミッドシップだから、リヤエンジンの911よりもスポーツカーとしての素性がいいような気がします。 911に乗りたい理由が見栄っていう以外の理由だったら扱いやすそう(コスト的にも)なケイマンのほうが賢い選択かもしれません。 ポルシェの開発チームもケイマンのモデルチェンジで最新のポルシェをつぎ込んじゃったから最良のポルシェができちゃったんでしょう。 だからって911からケイマンへ乗り換えることはできません。 エントリーモデルとは一度しか手を出しちゃいけないモデルだから。

 自分が買ったモデルはEOS 8000D です。 KISS X8i の兄妹モデルのお兄さんのほうです。 KISS のほうはなんとなく弟モデルというよりも妹モデルって感じですね。 ママさんユーザーがターゲットの一眼レフだから。 ゴールデンウィークに買いに行ったらセンサーのい不具合のため販売休止中ってことで買えませんでした。 6月になってから買ったんですが、おかげで当初よりもちょっとだけ安くなっていました。 買ったって豪語してますが厳密に言えば貰ったっていう感じです。 「後から使えるポイントより、その場で安くなるほうがイイじゃん」ってまる子も言っていますが、自分はポイントが貯まるヨドバシカメラのほうが好きです。 そのヨドバシポイントがめでたく15万円分貯まったので、持ち出し0円で新型カメラを手に入れようという作戦でした。 レンズ一本セットにメモリーやらフィルターやらバックやら買い込んで、ちょうど15万円くらいの出費でした。 その後に三脚を買って結局は予算オーバーしちゃうんですけどね。
各モデルの性能差なんてカタログの数字の遊び程度っ感じですが、自分はEOS KISS Digital Nからの買い換えなのでスゴい性能差を体感しています。 折しも10年前に買ったデジタルカメラなのでまだ800万画素という、携帯電話の画素数にも勝てないレベルのカメラでした。 カメラレビュー等でも「画素数が多ければいいっていうほどでもない」ってコメントがありますが、800万画素から2400万画素に変わると劇的な違いがあります。 小さな?コンパクトカメラや古い一眼レフを使ってる人は10万払ってもそれに見合うだけの感動は保障します。 それはもうビックリですよ。 市場価格で5~6万くらいのモデルでも十分に感動できるんですが、そこは新製品を買ったほうが気分がいいってだけです。
妹分のKISS X8i のほうは操作性がいろいろ違いますが、基本的な性能は同じです。 今までのKISSシリーズが好きな方やより簡単なほうがイイって方はこっちを選べばいいし、操作してる感を重視してる方は8000Dのほうがホンモノっぽい満足感があります。 カメラの選択で唯一のコトは「他人が言う評価ではなくて自分が使うにはどれがベストか?」を考えることです。 自分のお金で買って自分だけが使う道具ですから、他人が言う使い勝手にはたいした意味がないってことです。 究極、国内で日本製のカメラを買うのにどの商品を買おうと間違いなんてありえません。

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● COMMENT ●

今の君はピカピカに光って~♪

宮崎美子さんの時は、ミノルタX7なのですよ。

やしまさん、いらっしゃいませ。

ご指摘、ありがとうございます(泣)
いや~ そうだっけ・・・テヘヘ・・・
「調べてから書けよ!」って感じですね。
宮崎美子さんが太ももだったのは間違いないんですけど
間違ったトコは削除しました。


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