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2019-10

オリンピックのあれこれ - 2014.03.16 Sun


ソチ・オリンピックの雑感です。

 大騒ぎというか大盛り上がりだったソチ・オリンピックが無事に閉幕しました。 「 無事に・・・ 」というのも開催前はテロだの、暴動だの、雪が無いだの、トイレの便器が使えないなど、いろんな憶測が飛び交っていました。 おおむね順調に開催できたようでなによりです。 日本とソチの時差5時間というのは意外とたくさんの競技を観ることができましたね。 多くの競技が日中に始まるから、日本では逆にいい時間帯で中継されてました。 意外に観にくいのは平日の通勤時間から午前中が現地の競技時間になっちゃう国での開催です。 今度のブラジルW杯やリオ・オリンピックではサラリーマンには全く観ることが出来ないと思われます。

 今回のオリンピックは「 メダル確約と思われた競技でまさかの結果 」とか「 まったく話題にならなかった競技で嬉しい結果 」など、悲喜こもごもな大会でした。 ファンの方々も選手への期待のかけ方が難しいということを思い知らされましたね。 物議をかもしたのは竹田恒泰氏の「 思い出になったとか、楽しかったなどはあり得ない 」という発言。 彼の言い分は「 日本は国費を使って選手を送り出してます。選手個人の思い出づくりのために選手を出しているわけではありません 」という考えらしいです。 この意見にネットで国益を語ることが大好きな人たちが呼応して、ちょっと面倒くさい議論になっていました。 この論争のベストアンサーは選手のひとりの「 飛行機代を出せというなら自腹で来ますよ 」というコメントでした。 どの選手の発言なのかは定かではないのですが、選手にとっては旅費くらいの援助しか貰っていないという感覚なんでしょう。 特に冬季オリンピックは個人競技が多いので選手はかつかつの中をスポンサーや競技団体の努力で出場してることくらい子供でも解ります。 高梨沙羅さんは日本国が国家予算をつぎ込んだおかげでW杯で総合優勝できたわけじゃありません。 クラレという会社(アルパカのCMのやつ)がスポンサーのしてお金を出してくれてるんです。 普通の先進国と比べても「 国費を使って・・・」と偉ぶるにしては使ってる額が全然足りません。 そーいうことは選手に言うのではなくて、まずはIOC会長である竹田恒泰氏のお父さんに言うべきでしょう。
スポーツで「 楽しむ 」ということが竹田恒泰氏にはイメージ出来ないんでしょう。 選手が予選で負けて「 楽しかった 」って言ったら、それはヘラヘラと遊んでいて楽しかったというわけではありません。 国内や普通の選手権では味わえない最高のレベルと緊張の中で各国の代表と戦えた充実感を「 楽しい 」と表現しているんです。 皇族の血統である竹田恒泰氏のようなちやほやされてきた人生では絶対に味わえない世界があります。 だって誰もお坊ちゃまに本気なんか出してだくれないんだから。 その世界で戦うために10年もそれ以上もその種目で努力し続けてきた人を、なんで一介の息子風情が説教してるんだろうって思いました。 スポーツ科学からの反論は為末さんがしてましたので、そっちを参照してください。 西川女史も反論していましたが、この人もあんまりスポーツに興味が無いけど反射で反論してるだけなんで・・・



 今大会で最も注目されたのが浅田真央VSキム・ヨナのフィギア対決でした。 結果はロシアのソトニコワ選手が金メダルという番狂わせでした。 ショートの段階で多くのファンは徹夜で観るのを断念したんでしょうが、頑張って起きていた人にだけが感動の場に立ち会えるようにできているんです。 スポーツ観戦は一瞬も目を離しちゃいけないってことですね。 自分はこのオリンピックの真央・ヨナ対決は「 ガラスの仮面 」の最終回のように思えます。 北島マヤと姫川亜弓との終わらない戦いがついに最後の一戦を迎えたって感じです。 試合には負けたけどフィギアという競技で世界中のファンの心を掴んだ主人公の北島マヤこと真央ちゃんと、試合では勝ったのに役者に一番必要な存在感で圧倒的に負けてしまった姫川亜弓ことヨナさん。 そして昭和の時代遅れなマンガの連載に終止符を打つべく登場したロシア勢たち。 まさに真央・ヨナ時代に終わりを告げるようなオリンピックでした。 この二人は直接殴打する以外のすべての方法で戦い続けてきたんだから、もう連載終了でもいいように思います。 今後はロシアのちびっ子たちの時代になるんだろうなぁ。
男子は羽生クンがあっさりと金を取っちゃって出木杉くんっぷりを遺憾なく発揮してました。 シングルは男女とも人材がいるんですが、ペアやアイスダンスになると日本チームは寂しくなっちゃいます。 以前はリフトするためのでかい男子選手が不足してるってことでした。 ソレよりも日本がペアで勝てない本質的な原因を会社の同僚のクッシー女史が分析していました。 彼女が言うに「 奴らはセックスしてるから上手いんだよ 」「 日本人のペアはセックスしてないからスポーツにしか見えないが外国人はスケートがエロい 」という意見です。 クッシーの言い分にしては珍しく自分も同意しました。 「 安藤美姫をエロくしたのもモロゾフのおかげ 」ということらしいです。 それじゃ荒川静香さんもセックスしてたのか聞いたら「 荒川静香はエロくないでしょ?」という返事。 クッシーはエロいのが好きなようです。
 過去の冬季オリンピックは“ 氷高雪低 ”という印象がありました。 氷の競技ではスピードスケートやフィギュアなど、メダル圏内って選手が必ずいました。 雪の競技ではジャンプがお家芸って言われながらも、ノルディックでは荻原兄弟以降の有名人がいません。 ましてやアルペンでメダルが取れるイメージがまったくありませんでした。 そんな中で世界と真っ向戦ってきた上村愛子さんは、全日本選手の中でも最もオリンピックと向き合ってきた選手だと思います。 長野オリンピックから5大会連続、20年もモーグル一筋の人生でした。 モーグルのルールは上村さんのために改正され続けてました。 たぶん最後のオリンピックになるだろうソチでも最後までモーグルという競技と上村さんのスキーは相性が合いませんでした。 

 今回の大会は上村さん以外でも7大会出場のジャンプの葛西紀明さん、4大会出場のスノーボードパラレル竹内智香さん、3大会出場のノルディック複合渡部暁斗さんなど、オリンピックにこだわり続けた方々が結果を出した大会という印象でした。 それとフィギュアの羽生結弦さんやスノーボードハーフパイプのコンビなど、初出場の台頭も目立っていました。 上村さんたちには「 やっと、ここまでたどり着いた場所 」なんでしょうけど、彼らには「 これからオリンピックが始まったばかり 」なんでしょう。 葛西さんは8大会目もありそうですが・・・

 大きな期待のわりに結果が出せなかったのは女子アイスホッケーと女子カーリングでした。 アイスホッケーは「 スマイルジャパン 」という愛称で呼ばれているんですが、氷上の格闘技と言われ、殺伐としたアイスホッケーという競技なのに世界中から「 キュート 」とか「 日本チームを応援 」との絶賛の嵐でした。 世界で最も評価されている日本人選手は葛西選手や真央ちゃん羽生クンなどですが、最も人気者だったのはスマイルジャパンのメンバーみたいです。 とくにアイスホッケーを観る文化が定着している国の方には、おおむね好印象をあたえたようですね。


 
スマイルジャパンの今回の成績のほうは全敗で最下位でした。 しかしノルウェー、デンマーク、スロバキアに競り勝って、初のオリンピック自力出場でしたのはスマイルジャパンの快挙といってもいいでしょう。 それだけ上位国との力の差を思い知らされました。 ちょっと気になるのは女子サッカーがなでしこジャパンと呼ばれる前に、シドニーオリンピックの出場を逃してしまいました。 それまで順調に知名度を上げていた女子サッカーが一気にマスコミから相手にされなくなっちゃいました。 スポンサーも付かず、女子サッカーは4年間迷走することになっちゃいました。 もとより女子アイスホッケーの知名度なんか「 オリンピックで初めて見た 」って人が大半です。 せっかく話題になったのだから、せめて1勝だけでもしたかったことでしょう。 もし平昌のオリンピックの出場枠に入れなかったら今までの強化も知名度アップの努力も全部吹っ飛んじゃいます。 逆になでしこジャパンが強豪アメリカやドイツと戦えるように、世界の強豪国になれる可能性も十分にあると思います。 今回のスマイルジャパンでもビジュアルやパフォーマンスの可愛らしさだけでなく、戦術や俊敏さといったプレー内容でも評価を受けています。 近年中にメダルを狙える種目になって欲しいです。 なにしろアイスホッケーって観ていて楽しいです。

 女子カーリングチームは「 カーリング娘。」通称“カーむす”って呼ばれています。 小笠原歩さんが以前所属していたチーム青森の正式な愛称は「 クリスタルジャパン 」っていうそうです。 カーリング娘はあからさまにモーニング娘。がネタ元で時代遅れな感じが否めません。 クリスタルジャパンも郷ひろみっぽい響きで、十分に昭和くさい気がします。 



チーム青森は本橋まりりんが加入してトリノオリンピックに出場。 その後小笠原さんは引退してお母さんになったが、世界で活躍しているカーママたちに刺激され現役復帰。 チーム青森が消滅しちゃってたので北海道銀行から出場。 オリンピック選考大会で中部電力を破ってソチに出場し、史上最高位の5位入賞。 しかし、帰国してすぐに開かれた全日本大会で中部電力に惜敗。 中部電力は大会4連覇なので、中部電力がソチに行けばよかったんじゃないのかっていう素人な疑問も・・・
カーリングは国内大会の様式やチーム名の付け方、どのチームに誰がいるのかなど一見さんには難しすぎることに問題があるような気がします。 当人たちが解っていればいいんだろうけどね。

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