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2019-10

ベートーベンかく語りき - 2014.03.09 Sun

佐村河内守さんのお話です。

 最近のお騒がせキャラの筆頭の佐村河内守さんですが、自分がこの人の名前を知ったのはゴーストライターが発覚して大騒ぎになってからです。 最初は読み方が解らなかったので河内家菊水丸さんみたいな芸風の人だと思ってました。 自分は概要しか理解していませんが「 聴覚障害があり障害者手帖を持ってる作曲家が障害はウソで作曲していたのもウソっていうことを、ウソの片棒を担いでいた相方にバラされてみんなに怒られてる 」ってことのようです。

 障害者手帳というのは自分には結構なじみのある手帖です。 自分自身は健常者なんですが両親と兄が障害者手帳を持っていました。 父は肺に障害があって晩年はエアボンベを引きずって歩く生活でした。 母は脳溢血で半身マヒ、兄は仕事で指を・・・ でも、障害者手帳に疎い生活だった自分はみんなが手帖をもってることを知りませんでした。 「 なんだよこの障害者一家は?」って感じです。 今回の佐村河内さんの件で一番アウトなのは、行政に対する虚偽申請で障害者手帳を入手したところだと思います。 普通の虚偽申請は補助金やサービスを不当に受けることが目的なんですが、彼の場合は自らの耳の聴こえない作曲家というディテールに信憑性を持たせる“葵の御紋”として欲しかったんだと思います。 これ以外に障害のあるバイオリン少女で商売したり、震災地で美談商法したり、モラルとしてやっちゃダメなことをしてきた人です。 
では、これ以外の「 ゴーストライター 」とか「 実は聴こえていた 」とか記者会見やマスコミが夢中になってる事象はどうでしょう? 自分はどちらかと言えば「 これくらいのウソってよくある話だよね?」っていう感想です。 最初にこの人のニュースを聞いたとき「 面白いヤツがいるなぁ 」って思ったくらいだから。

 今、佐村河内さんを批判するマスコミ関係者(コメンテーターやキャスター)は世の中を騙してきた責任を追及してますが、決して自分も騙されていた一人とは言いません。 騙されたバカはNHKで「 私は知っていたけどね 」っていうスタンスを守ろうとしています。 取材したけど怪しいから記事を掲載しなかったって得意になってる雑誌もありましたが、騙されたから取材しちゃったんでしょう。 だいたい、風貌をみたら100%あやしいじゃないですか。 Mr.マリックもオウム神仙の会の頃の麻原も、あやしいことをいう人は必ずあやしい風貌をしてるもんです。 同じ風貌のみうらじゅんさんがあやしいのは公然の事実だし。 
芸能人が芸能のためにあの手この手を使うことは当然のことでしょう。 盗作とかクスリとか法的にNGなこと以外ならある程度のウソもネタも通用する世界だと思います。 だって芸能は虚構の世界だから。 ステージでは大暴れする心優しい泉谷しげるさんや、インドの猛虎ダイガー・ジェット・シンさんは極めて紳士で事業も成功しインドの財界でもっとも有名な盟主です。 ゴーストライターがいけないと言うのもへんな話で、譜面の読めないシンガーソングライターは沢山います。 作者が考えなきゃダメなら、あのマンガもあのマンガもまずいです。 吉田豪さんはアイドル盆の話の時に「 それ書いたのは私です 」ってよく言ってます。 批判している週刊誌の出版社だってマンガやアイドル本を出してるんでしょうにね。
この人はNHKに出たのが間違いだったんだと思います。 佐村河内さんを世に出したのが「 たけしの元気の出るテレビ 」や「 浅ヤン 」に出てる人だったら、世の中も佐村河内さんと上手くつきあえたのかもしれません。 つまり、極めてテリー伊藤さんや浅草キッド的なキャラだということです。 関係者、スタッフ、業界、全員が知ってる上で佐村河内さんを持ち上げていたんだからね。

 今回のニセ作曲事件の批判の中で「 新垣さんの作った楽曲の評価は佐村河内の評価で変わるモノじゃない 」という曲擁護の意見も多く出ています。 曲に罪はないといういつものフレーズです。 この意見を言う人に共通してるのは「 自分はいい曲だと思ったわけじゃないけど、あんたたちは名曲だと思ったんでしょ?」という言い方です。 今回の事件で「 私はうっかり騙されて、テレビで号泣しちゃいました 」っていう事実を告白するコメンテーターを見かけませんね。 ソープでお母さんみたいな方が来て、完全に騙されたんだけど他人に言えないっていうレベルのウソなんでしょう。 言ったら悔しいし、恥ずかしいし、間抜けだし・・・

 弁明の記者会見に現れた佐村河内さんはトレードマークだったみうらじゅんさんの風貌をばっさりやめて、小綺麗に髪を切りスーツ姿でした。 NHKに出ていたときのわかりやすい芸術家な振る舞いは全くなくて、不祥事を起こした企業の社長が従業員に積みを押しつけてるような絵でした。 ここまで小者なのも珍しいですが、こんな小者をのさばらせた原因が先ほどの障害者手帳だったんだと思います。 日本の社会は先進国の中でも障害者に対する行政が冷たい国だと思います。 バリアフリーの問題を取ってみても非常に遅れているのが現状です。 これはハンデがある人を正しく捉えようとしていないことが原因だと思います。 「 障害者を可哀相に思うことが美徳 」という日本の優しい思いやりのある気風が、健常者が障害者にビビるというヘンな現象を招いちゃっています。 その結果が「 耳が聴こえない作曲家=素晴らしい話 」という構図になってしまうわけです。 素晴らしい話と素晴らしい曲にはなんの因果関係もありません。 無論、素晴らしい話の人が素晴らしい曲を作ってもかまわないんですが、今回は素晴らしい曲は発注だったわけです。 こーいう発注の仕方をOEM生産といいます。 一つのメーカーがリコールを出すと、いろんなメーカーが回収騒ぎになるのはOEMだからです。

「ほぉ」って思ったら押してね

● COMMENT ●

最近注目している話題なので興味深く読ませていただきました。佐村河内さんが会見を開いた時、今までのもっさりとした風貌から一変さっぱりしていたので「この人誰!?」と最初戸惑ってしまいました。会見によってますます佐村河内さんのウソにボロが出始め、最終的には新垣さんを名誉棄損で訴えると宣言してましたが、記者の方々は失笑してましたね。
私も佐村河内さんの胡散臭さは関係各位周知の上だったと思います。しかし人気が出ていたのであえて泳がしておいて問題が起きたら記事のネタにする、というような『話題の養殖』みたいな扱いだったのではと思うのです。
それにしても佐村河内さんでも手に入れられる『障害者手帳』は、どんな基準で決められているのか甚だ疑問です。この機会に国が基準の見直しを図ってくれることを願うばかりですね。

 障害者手帳がまずいというのは全くその通りですね。あれを与えたせいで、明らかなウソに少なからず信憑性を与えてしまったのですから。メディアも取材の最中にウソ臭いところがあったなら、そこも編集でカットしたり取材自体を没にしたりしないで、全部見せてくれれば面白かったのに

「障碍者だから」、ではなく。

 肢体障害者に比べて、内部障害者というのは「障害が目に見えない」という部分があります。

 で、「肢体障害者」という分かりやすい障害に比べて、「内部障害者」は診断が難しいという差があります。

 脊椎・脊髄や循環器系(心臓を含む大動脈)にメスが入ったひとは、内部障害“一級”です。
 拡張型心筋症などで、心臓の機能が落ちていて日常生活でひいこら言っている人間は、内部障害“三級”です(二級はありません)。
 一級はタクシー券が出ますが、三級は(本人名義の)自家用車を持っていないとガソリン券も出ませんし、駐車禁止等除外標章も交付されません。
 優先席に座っていてイヤな顔をされることも多ければ、勤務先の多機能トイレを利用して(薬の都合で下痢や頻尿に悩まされている人も多ければ、排便の際に低血圧ショックを起こしてひっくり返る人も多いので非常呼ブザーがあったほうが安全といえば安全です。もっとも循環器系は勝負が早いので間に合う確率は低いのですが)注意を受けることもあります。
 身障者を雇傭すると企業には優遇制度が適用されますが、“見えない”障害を抱えた人間が優遇されるわけではありません(具体的に企業名を三つ四つ挙げることはできますが、それはこの場にふさわしくないと考えます)。

 まして、癲癇や統合失調症やADHDや自閉性スペクトラム障害となると、就業においてはかなりのハンディキャップになると思うのですが、肢体障害者に比べて不自由な面はあります。

 とはいえ教育面では、ADHDや自閉性スペクトラム障害のような発達障碍は受入れ体制がそれなりに整備されつつありますが、肢体障害や機能障害の場合は意外に受入れ体制が整っていないために、就学(というより、教育の機会そのもの)自体がかなり制限されているという現実があります。

 だけど、こうやってネット上ではコミュニケーションはできるわけで、動けなくてもネット社会には参加できるし、聴覚障害者に対してはルビ振りシステムもあるし、視覚障害者に対しては読み上げシステムもあるわけで、その技術は機械翻訳システムを通じた国際交流にも役立っていれば、ボーカロイドのようにエンターテイメント分野に一大ムーブメントを起こしたりもしていたりするわけです。

 問題はあります。そして、それが(今回のような形であってでも)問題視されることはいいことだと思います。で、そういう意味では、(胡散臭いヒトであったとしても)目立つヒトというのは本来的には歓迎すべき存在です。

 ただ、マトモで胡散臭いヒトと、障碍者でアイドルというヒトが少ないのは残念といえば残念。

 胡散臭いキャラとしては深見 東州さんがイチオシなんですが、障碍者でアイドルっつーと …… 長谷川きよしさんかなぁ。スティービー・ワンダーやレイ・チャールズは、もう“そういう枠組”で捉えづらいものがあるし。

コゴローさん、いらっしゃいませ。

まさに、マスコミ得意の「 上げて、落とす 」ですね。
いろいろと問題の多い記者会見でしたが、芸能レポーターがこの会見で佐村河内さんを
ウソつき呼ばわりするのはどーかと思いますよ。
レポーターもテレビコメンテーターもウソつき芸能界の仲間なんでしょうから・・・

障害者手帳は性善説の基づいて発行されていたようです。
行政にも落ち度はあったようですが、障害を持った人を、まず疑ってから発行するっていうのもイヤな世の中って感じもしますよね。

烏天狗さん、いらっしゃいませ。

こんな作り話でしか話題を提供できない事がメディアのショボいところ・・・
ウソ臭くても「 ウソだ!」って言わないのが芸能界の正しい作法です。
それはジャニーズにもきゃりーぱみゅぱみゅにも言えることです。
佐村河内さんの件は社会問題ではなくて芸能ニュースなんだから。

Mr.Motoさん、いらっしゃいませ。

佐村河内さんは耳が聞こえるんだから、彼をベースに障害者問題を語っては
いけないように思います。
彼は悪目立ちなので、本当の聴覚障害者から迷惑に思われているようです。
とくに「 最近、聴こえるようになった 」という言い訳(ウソ)はマズいらしいです。
たとえネタ的に面白くてもやっちゃいけない範囲というものがあります。

スティービー・ワンダーさんなどは“そーいう枠組み”を遥かに超えちゃってますよね。

この人全く知りませんでした

テレビの報道でこの方を知りました。
全くお名前も存じませんでしたし、曲も知りませんでした。
勿論曲を聴いたこともありませんでした。
因みに私も心臓疾患で、身障者手帳を一年間貰っていましたが、症状が改善したので返納しております。
一応私はクラッシックファンなんですが・・・全く何も知らなかった(笑)。

MK さん、いらっしゃいませ。

テレビが情報媒体の上位の人以外では無名だったようですよね。
キャラの性質上、テレビで当人を観ないと理解しにくい設定だからでしょう。
そもそもクラッシックの新曲っていうのが素人にはよくわからないです(笑)


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