topimage

2019-10

仏漫画祭グランプリ決定 - 2014.02.04 Tue

2月2日、アングレーム国際漫画祭のグランプリが決定しました。

 前回の日記で紹介したアングレーム国際漫画祭が全日程を終えて、グランプリ作品の発表がありました。 しかし、予想通りに受賞作が何だったのかを伝える報道は皆無です。 惣領冬実さんが賞を取ったのかどうかなんて、ネットの世界では“全く関心が無い”ことだったんですね。 あまりにも情報がなさ過ぎて主催のHPを見てやっと判りました。 フランス語のサイトなので何を書いてあるのかはサッパリなんですけどね。 

Prix du meilleur album はアルフレッドさんの「 コメ・プリマ 」でした。

Grand prix de la ville d'Angoulême はビル ワターソンさんでした。

 たぶんコメ・プリマが最優秀作品で、ビル ワターソンさんは優秀マンガ家賞みたいなもんだと思います。 誰か、ちゃんとレポートして欲しいです。 コミックナタリーくらいは記事にしてもいいんじゃないんかな?
結局のところ日本人マンガ家は全滅で各賞も逃したようです。 どちらかといえば芸術祭的な要素がありそうなので、日本のマンガが評価されにくいタイプのコンペだと思います。 自分の意見ではマンガは芸術作品ではないしマンガ家は芸術家ではありません。 だからこーいうコンペで勝てないのは当然だと思っています。 芸術が好きな人に受けるようなマンガの描き方もありますが、それは非常に卑しいまんがの表現方法かもしれません。 日本でも70年代~80年代にかけて多くのマンガ家さんたちが挑戦しましたが、その道の先には芸術はありませんでした。 もちろん「 マンガは芸術だ 」って信念のマンガ家さんもたくさんいます。 「 芸術じゃないからダメ 」とか「 芸術だから素晴らしい 」とかってことではありません。 芸術崇拝で芸術性だけをありがたがる発想の貧困さが、こーいうへんてこなマンガ賞を支持しているんだと思います。 でも、人気投票で決める日本のマンガ大賞もへんてこなマンガ賞なんでしょうけどね。
受賞作の絵柄しか見ることが出来ないのですが、海外からエントリーされたマンガってあの頃の日本が通った道を今やってるような感じです。 読んでいないのでわからないんですけどね。

 今回の一連の仏漫画祭騒動での感想は「 みんな、従軍慰安婦問題が好きなんだなぁ」ってことです。 結局は日本ブースと韓国ブースにしか関心がなかったワケです。 マンガでの国際文化交流という考えにも疑問がありますし、文化庁や経産省が旗を振ってるコンテンツ産業というのもなじめません。 今回の件で日本はアングレーム国際漫画祭から撤退しろとか来年はボイコットしろって言う意見もネットで飛び交っていました。 このイベントは映画でいえばカンヌ映画祭に近いモノです。 日本がボイコットするとかいうたぐいのモノではありません。 ここまでわからんちんの人たちがマンガ祭を語るのは不思議な感じです。 イデオロギー論者がケンカを売られた買ったって話しをするのに「 文化とか持ち出すなよ 」っていうのが自分の感想です。 今回の救いは「 誰ひとりマンガに興味がなかった 」っていうことかもしれません。 彼らに「 コメ・プリマって何?」って言われたらイラってしそうですからね。
せめて、菅官房長官には「 日本人マンガ家は受賞を逃したよ 」って教えてあげて下さい。 なんだか心配してくれていたらしいですから。
 

「ほぉ」って思ったら押してね

● COMMENT ●

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

なんの賞でも傍から見ていて変だなあと思えるものって商業活動の一環に成り下がったものだと個人的に思います。
なので韓国が変な漫画で入り込めるような祭典になんの価値も無いと思います。
ただそんな中でも公正に作品の良さを評価してあげたい人がいるんではないかと期待したいですね。
そんな意味で、副賞とか佳作、部門賞などの方が面白いものがあるんじゃ無いかと思ったりします。

甘エビver.2 さん、いらしゃいませ。

このマンガ賞の違和感は商業主義だからというよりも
「 和食の世界大会をフランス人が主催している 」っていう違和感です。
その大会に道場六三郎さんがノミネートしてるけど欧州の前衛料理人が優勝しちゃうような。
公正さはそんなに問題がある大会ではありません。 日韓問題がヘンだっただけです。

本当はいろんな賞があるんですけど、自分がフランス語を読めないので大賞しか書いてないんです。
だから誰かにレポートして欲しいんだけどね・・・

こんばんは!

こんなマンガ賞があったんですねえ。
新聞で韓国がマンガで云々みたいな記事を見たのをここで思い出しました(笑)
これだったんですね。
私もこういう賞もいかがなものかなあと思います。
和食が世界無形文化遺産に登録されたり、富士山が世界遺産になったりしたのもそうですけど、マンガも日本人が日本人の感性で描いて、それを日本人が楽しむわけで別に海外から評価されても……という感じがします。評価されて嬉しくないわけではないんですが……。
文化は自分たちがいいと思ってるんだからそれでいいだろうという風に思います。自分たちの文化なのに他人に誉めてもらえないと自信が持てないのはなんか残念な感じです。ゆえにある程度までは可能でしょうが、こういうコンテンツを売り出すのは難しいだろうとも思います。文化が根底にある産業なので。
まあ、政治経済問題はまた別ですが。

イデオロギー論者はなんでもかんでもそっちの問題に結び付けるので困りますね……。柔軟な発想が無いというか、想像力が欠如しているというか…。色んな問題を整理して考えるのは大事ですが、こういう人たちは別のものまでまとめて語ろうとするのでもうぐちゃぐちゃです(笑)

また長くなってしまいました……。
すみません。では、失礼いたします。

ひらいそさん、いらっしゃいませ。

このマンガ賞の趣旨は世界一マンガを決めることではなくて
「 フランス人が一番好きなマンガを決める 」イベントと考えると理解出来ますね。
本当に日本のマンガを評価して欲しかったらフランスに行ってフランス人向けのマンガをフランス語で描かなきゃダメなんでしょう。 
マンガも輸出産業から現地生産の時代になるべきかも?

『 別のものまでまとめて語ろうとする 』 まさにコレって感じですよね。


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://likea777.blog33.fc2.com/tb.php/191-cba23417
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

仏漫画祭、その後 «  | BLOG TOP |  » 今、話題の仏漫画祭

管理人のらいかです

マンガを描くという事を目標にして
マンガの描き方を考えるブログです
(ネタバレの可能性があります)

は記事の内容に「ほぉ」と
思えたら押して下さると嬉しいです

最新記事

訪問していただいた人数

月別アーカイブ