topimage

2016-08

地図をつくろう 1800 - 2016.08.21 Sun

水郷、佐原を訪ねて。

 前回の記事のスーパーカーのお話の続きです。 7月23日の土曜日にカシマスタジアムで鹿島アントラーズ対浦和レッズの試合があり、試合が開始される夕方までの間にあっちこっちをプラプラしていました。 午前中はサーキットの狼ミュージアムで小学生状態でしたが、午後からはグッとアカデミックな街の佐原へやってきました。佐原で一番驚いたのはナビに佐原市が登録されていないことでした。 関東に住んでいてしらなかったんですが佐原市は2006年に香取郡一帯が市町村合併で香取市に統一されたとのこと。
潮来のサーキットの狼ミュージアムを出て30分そこそこで佐原へ移動しました。 最初に道の駅「水郷 さわら」でご飯でも食べようってハナシになったんですが、お食事処がイマイチだったので見学だけしました。 この道の駅は川の駅とも呼ばれていて隣接する利根川の治水工事に関する土木工事関連の展示があります。 当時の排水用巨大ポンプや資材搬送用の軽便機関車など現物がぺたぺたと触れる展示がされています。 巨大メカが好きの方にはややお薦めです。 
佐原駅の北口側の国道沿いにはガストやデニーズがありクルマでもなんとかなります。 ガストでお昼を食べて24時間の北口駐車場にクルマを入れて午後の観光のいスタートです。

 JR 佐原駅 
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 1

 北側の官庁施設や国道沿いの商業施設とはイメージが一新して、南側は“小江戸 さわら”というコンセプトになっています。 JR 成田線の駅舎もありがちな小江戸感を演出してますが、日帰り温泉の玄関って感じもしますね。涼しげでいい感じです。
佐原は川越市と栃木市と共に3大小江戸のひとつです。デカいのか小さいのか判らないですね。 埼玉県民としては「小江戸は川越、十万石まんじゅうだろ」って思っていたんですが、川越銘菓はさつまいもスイーツで、十万石まんじゅうは行田のおまんじゅうでした。 千葉県の小江戸はどれ程もモンじゃい?って感じで佐原を歩いてみました。

 和洋菓子 虎屋 陶漆器 紀伊國屋
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 2

 虎屋さんは明暦3年創業。 落菓もなか 芋ようかんなど『伝統と先人の守りぬいた味を今に伝えるとともに、現代にマッチしたお菓子の味を追求しています』とのこと。 そもそも明暦っていつなの?ってことですが、明暦3年は1657年で4代将軍 徳川家綱の時代です。建屋は小江戸っぽく建て替えられていますが屋号は続いてるんですね。 ちなみにデパートのご進物コーナーの定番の有名な虎屋のようかんのほうですが、調べてみたらあっちは天正14年の創業なので足利義昭の時代です。
隣のいい感じにアンティークな建物のほうが陶漆器を扱う紀伊國屋さんです。こっちは明治7年の創業なのでぐっと新しいお店ですね(おいおい)歴史はともかくこの見た目の建物がごろごろありますので、そーいう情緒が好きな方には小江戸はお薦めです。 でもこの手の店構えで店主とマンツーマンになるには相当な度胸が必要です。鶴瓶師匠や毒蝮三太夫さんレベルのスキルがないと。ちなみに日本で一番有名な紀伊國屋は紀伊國屋書店ですが、こっちは昭和2年創業のぽっと出なので、和風レストランの華屋与兵衛と同じハッタリネーミングですね。

 酒蔵 馬場本店酒造
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 3

 佐原は水郷といわれるだけあって良質な米が穫れたので古くから酒蔵がさかえたそうです。 水運も発達したので全国に出荷して佐原の反映に貢献していました。写真はいい感じな酒蔵の敷地だったのでちょっとだけ踏み込んで撮影しました。  写真の馬場本店酒造は天保に初代 糀屋善兵衛が大和国(奈良県)の馬場村から佐原の地で酒造りを始めたブランドです。 ちなみに天保は天保の大飢饉、天保の改革としてお馴染みです。 関東ローカルでは水戸偕楽園ができたのが天保13年です。 馬場本店には明治維新の時に勝海舟がひと月ほどこの酒蔵に泊まったということで、“海舟散人”と名づけられた大吟醸があります。 便乗商法も歴史的なんですね。
佐原は酒蔵のまちとしても有名らしくて蔵元見学コースとか観光も充実しているので飲んべぇな方にはいいかも。ドライバーの方はNGですが酒蔵めぐり観光タクシーっていうのもあるそうですよ。

 この先、今回の目的地の伊能忠敬記念館に向かっていたんですが、ここら辺からすっかり迷子になっちゃいました。 観光ガイドにありがちな観光マップを頼りにうろうろするのが常なんですが、大抵の観光マップは地図ではなくてイラストなのでほぼ縮尺がデタラメです。 佐原に行ったことがある方なら判ると思うんですが、舟めぐりをしている川こそが佐原ですよね。 どーにも川が見つからなくなっちゃいました。 さっき伊能記念館西口って標識があったから左手(東だと思われる方向)に曲がって歩いていたら浄土寺という普通のお寺に着いちゃいました。 そこからさらに川を求めて歩いていたら、川はあったんですが小学校の敷地に川が入ってしまい川沿いの道も立ち入り禁止になってました。 漠然としたイメージしかなかったので「思っていたのち違う」ってハナシです。 景色は小江戸というよりも知らない住宅街って感じだし。結局、ほぼほぼ引き返すことになってなんとか川を発見しました。 多分普通の観光客にはたどり着けるんでしょうけどね。

 小野川
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 16

 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 5

      ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 15

 小江戸さわら舟めぐり 乗り場
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 7
  
 小野川の舟めぐりは佐原観光の名物で大人1300円で30分くらいのクルーズが楽しめます。自分らが歩いていた時は、観光客もまばらだったのか舟は出ていませんでした。観光のピーク時には何艘もの舟が出ている写真を見ますが、チャーター状態で一艘だけ乗るのは「どこのお大尽さまだよ」っていう観光客の好奇の目に耐えられなきゃいけません。 上野、浅草界隈での人力車や高原での馬車にも同じことがいえます。歩いているのはほぼ全員が観光客なんですけどその絶対数が少ないんですよね。 それが古い街並みにはいい感じなんですけどね。
船頭さんは女性でいかにもっていう格好で佐原の歴史のガイド付きです。 夏場は麦わら帽子を貸してくれたり、冬場は舟の中にこたつがあったりと手慣れた感じですね。3月にはお雛様とお内裏様が雅楽を流しながらパレードするさわら雛舟や、佐原の大祭では佐原囃子の下座連が舟で繰り出します。

      伊能忠敬記念館 
      ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 17

 いよいよ佐原観光の大本命、伊能忠敬記念館に着きました。あっ 写り込んじゃってますね。伊能忠敬は日本初の日本地図を完成させた人です。 彼は佐原の出身でこの地に生家があったので当然の権利としてこの地に記念館が建っています。 入場料は500円で館内は伊能先生のお宝グッズな展示が満載でした。 伊能忠敬の偉業や経歴は多くの方々は周知のことと思いますので割愛させて頂きます。 なにしろ館内は撮影禁止なので具体的な展示物をお見せすることができません。 館内には社会科の先生のような学芸員の方々が常駐していて、ミュージアムツアーをしていました。 旧来より社会科(歴史)の時間も社会科の先生も苦手だったので学芸員の先生とは目を合わせないように観覧していました。 サーキットの狼ミュージアムの学芸員とはかなり違うタイプでした。
自分が歴史の授業を好きになれなかった理由は、歴史の授業って文系のようなフリをして実は理数系な感じなんですよね。 歴史的な事実があってそれを覚えるという仕組みが、公式があってそれを覚えるという数学と同じ構図なんです。 史実というのはその証拠が残ってる部分だけをつなぎ合わせたモノなんだろうけど、証拠がない部分には史実がなかったのかといえばそんなことはありません。判らない部分をすっ飛ばして証拠が見つかってる部分だけを並べたのが年表なんでしょう。 その架空の部分に思いを巡らせるのが文学なんでしょうけど、社会科の先生はそれを猛烈に嫌います。 少なくとも自分の見てきた先生は大抵そうでした。 嫌う理由はその先生が学んだ歴史だけが真実だからでしょう。 この傾向は歴史好きの人と話している「それは違うよ」って言葉をよく聞きます。 単に自分の言い分が違うだけなんですが、現実に鎌倉幕府の成立がいい国作ろうでは無くなりました。 これは円周率が3になったと同じくらいの衝撃でした。 そんな社会科の先生を久々に見たっていうのが伊能忠敬記念館の感想です。

 伊能忠敬旧宅
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 8

 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 9

 伊能忠敬の旧宅は記念館から川を挟んで反対側にあります。 こっちは完全に無料というかオープン展示なので写真も取り放題です。完全に江戸時代からの家屋を保存してるかといえば微妙な感じでした。

 小野川沿いのいい感じな建物たち
 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 13

 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 12

 ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 10

  ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 6


  イタリアンレストラン ワーズワース
  ブログ画像 水郷 佐原をたずねて 11 

 最後は旅ブログっぽくお薦めグルメ情報です。 古民家を改造した本格イタリアン(パスタメイン?)のお店です。 地元以外にも観光客に知れ渡ってるので隠れ家的とかではありません。先程紹介した紀伊國屋のように入っていいのかも判別しにくいような店舗が多い中で、ワーズワースは入れそうでありながら小江戸感がたっぷりです。 他のお店がお食事処っていうイメージなのにココはランチって感じでしょう。 お店の外観に惚れて常連になつ人も多いとか。自分らは南口側のガストでお昼を済ませたし時間の都合でゆっくりコーヒーを飲んでる暇もありませんでした。 なにより男ふたりで入れるようなタイプのレストランではありません。アベックか女子旅など女の子じゃないと入りにくい印象ですね。自分たちは鹿島へ移動してカシマスタジアム近くのくるまやラーメンで早めの夕飯を済ませてサッカー観戦に備えました。 ロードサイドのラーメン屋、最高! 


「ほぉ」って思ったら押してね

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

管理人のらいかです

マンガを描くという事を目標にして
マンガの描き方を考えるブログです
(ネタバレの可能性があります)

は記事の内容に「ほぉ」と
思えたら押して下さると嬉しいです

最新記事

訪問していただいた人数

月別アーカイブ