topimage

2016-03

日本死んだ方がいい? - 2016.03.20 Sun

保育園落ちた 日本死ね !!!

 今、もっとも有名なフレーズです。 詳細や顛末は省きますが、その言葉は国会をも動かすほどのチカラを持っていたようです。 この言葉はすぐに日本中へ拡散したのですが、一番効果的だったのはこのブログの文章は詠み人知らずだったからでしょう。 もし芸能人のアノ人とか評論家のアノ人って発信源が特定されちゃっていたら、こんなに人々の関心を持つことはなかったでしょうね。 爆笑の太田さんのコメントとかだったら賛同1、批判9って感じかも?
そもそも子育て問題というモノはお母さんの意見(不満)が正解で、政治家たちの言い訳や間抜けな行政は常にお母さんたちを怒らすだけです。 しかしネット住人やマスコミに出てるコメンターたちの中には「日本死ね」っていうのはナニ人だよ?とかお前はナニ様的な中傷もあるみたいです。 総理の答弁でこんなことを言ったとか言わないとかで盛り上がってるみたいです。 言い方がぼんやりしてるのはこの話題についてあんまり興味がないからなんですけどね。

 この「日本死ね」のブログは保育園が足りないのが一億総活躍出来ない原因とか少子化の原因だとかっていう内容ですけど、この意見だと赤ちゃんを保育園へ入れないことには生活がままならないってことですよね。 すべての赤ちゃんが一律保育園へ入れる世の中が正解なのだとしたら、日本という国は死んでしまえばいいくらいにダメな状態なんでしょう。 死ねばいいのにね。
しかし、吉岡たすく先生はゼロ歳児を保育園へ預けることに対して快く思ったでしょうか? 子供を育てるために働くのに子供がいると働けないというのもパラドックスですが、それは親御さんの都合であって子供の都合じゃありません。子供を育てるために経済的安定を求めて親が働かなきゃいけなんですが、赤ちゃんの時代からまったくの他人、もしくは保育園という施設に預けられる子供の気持ちは考慮されていません。 ゼロ歳児を預ける場所が無いってみんなが怒ってるけど母親がゼロ歳児を他人に預けていいのか?ってことについては誰も怒っていません。 こーいう意見は逆張りっぽくってナンですけど、少なくとも自分がゼロ歳児の時代にはゼロ歳保育なんていう言葉はありませんでした。
2極論とで語るのは極端なハナシなんですが、親の都合で子育てをすると子供の都合で子育てをするのふたつの選択があるとしましょう。 日本死ねの方は親が子育てをするのに都合が悪い日本政府を批判しています。 対する吉岡たすく先生の考え方は子供が成長するのに都合が悪い世の中を批判してました。 親の都合の最たるモノはアフリカなどで子供が労働力として計算されたり商品として売買されたりなど、子供が親の利益に直結しちゃってるケースなどです。 子供の都合の最悪なのは中国の富裕層たちのバカ息子なんかでしょう。

 切実に保育園を探している親御さんの世代は日本が不景気のどん底な時代を生きてきた世代です。 しかしその前の景気が上向きだったころは吉岡たすく先生の考えのほうが理想だったんですよね。 金属バットとか積み木崩しといったキーワードの時代です。 自分は少女マンガに影響を受けてきたので、自分がマンガを描くとしたら想定している読者は常に女性でした。 そのころの女性向けマンガのテーマは恋愛、結婚、子育てでしたので、子育てのテキストとしても吉岡たすく先生のアノ番組はとても役にたちました。 先生の主張がドリームで現実の生活ははそんなに上手くいかないのは誰もが判っていたんですが、世の中の共通認識は吉岡たすく先生のほうに近かったと思います。 時代が変わって景気も変わって政治も変わってそんなことを言ってる場合じゃないっていうのも理解できます。 でも赤ちゃんはアノ時代からなんにも変わらずに赤ちゃんです。 自分の子供を親やジジ、ババ以上に愛してくれる存在などこの世にいないことぐらいみんな知っています。 それは他人の子を日本の未来のために責任をもって預かりましょうって人がどれくらいいるか?ってことですよね。

 この日本死ねのコトをラジオで取り上げられていたときに、コメンテーターで出演していた青山繁晴さんが『ブログの内容はもっともで保育所問題は重要です。でも「日本死ね」って何ですか?こんなこと言っちゃダメでしょう!』って吠えていました。 今回自分が唯一この件で面白かったのは「日本死ね」というフレーズです。 このコピーの妙こそが問題提起のキモだったんでしょう。 今ネットで飛び交っているナショナリズムなフレーズで、どんだけ片寄った独りよがりかよ?って思ってたら内容はしごく正論で気持ちが伝わる文章。 タイトルの字面だけで反応しちゃうタイプのネット・コメンターたちが恥を搔いちゃうような見事さです。 でも青山繁晴さんは日本が大好きなので日本死ねなんていう言葉自体が許せないみたいですね。 このブログの作者に向かって『今度書く時は日本生きろって書いて下さい』って言ってました。 どんだけ日本が好きなんだよ。もし日本死ねが流行語大賞になったら12月にまた青山繁晴さんの怒り狂うところが見られて面白いんるですけど、詠み人知らずだと授賞式に呼べないから対象外なんでしょうね。
余談ですが青山繁晴さんと佐藤勝さんは似たようなポジションから似たようなことについてコメントしてますが、日本への愛着度やスタンスにちょっとだけ違いがあります。 同じ事件に対するコメントを聞くと、このふたりのコメントの中間に真実が見えてくる気がします。 言ってることは似てますがちょっとずつ違うのが面白いんですよね。

「ほぉ」って思ったら押してね

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

管理人のらいかです

マンガを描くという事を目標にして
マンガの描き方を考えるブログです
(ネタバレの可能性があります)

は記事の内容に「ほぉ」と
思えたら押して下さると嬉しいです

最新記事

訪問していただいた人数

月別アーカイブ