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2016-02

友情努力勝利そして - 2016.02.20 Sat

少年ジャンプを支えていたモノについてです。

 最近、記憶の片隅で二度と思い出さないだろうと思っていたマンガのタイトルを耳にしました。 まず最初は漫☆画太郎さんの珍遊記です。 どーいうわけか実写映画化されるとのことで、本当にどーいうわけなんだか・・・?少年ジャンプで珍遊記が掲載されていたのはスラムダンクやろくでなしBLUESなどの看板があったころです。 どちらかといえばナンセンス系ギャグは消化しにくい体質なのですが、世の中の評価(読者アンケート調べ)もそんなに高くなかったと思います。 正直いって速攻打ち切り&消えたマンガ家になっちゃうと思っていました。 そんなシロウトの予想に反して画太郎先生といえば知らない人はそんなにいないくらいに有名なマンガ家先生になっちゃいました。
現在のノリノリな画太郎作品に比べたら珍遊記は一般的なギャグマンガの形式を守っていたような記憶があります。 最近のいかにも画太郎先生っていうイージーな感じではなかったし、セリフのノリややり取りのの可笑しさで勝負できていたんじゃないのかな? 「珍遊記は映画化不可能だと思っていた」っていうような映画の宣伝文句を何度も聞きましたが、型老先生の作品でいえば辛うじて映画化できそうなのが珍遊記だと思います。 最低弦の設定とストーリーの方向性がありそうだから。

 もうひとつの思い出すハズのなかったのに記憶の扉が開いたマンガはとりいかずよしさんのトイレット博士です。 この作品は珍遊記のさらに20年前というかジャンプの創刊のころのスタートです。 ジャンプでは初の大ヒットマンガがトイレット博士らしいです。 こっちもアナーキーさでいえば画太郎先生どころではない作品です。 何で突然トイレット博士なんか思い出したのかといえば、去年のラグビーブームの五郎丸ポーズのおかげでした。 アレをみてスナミ先生を思い出したオールドマンガファンは多かったと思います。 それを確信したのは先日AMラジオのゲストとして勝俣州和さんが出演していました。 そこで彼が「今、トイレット博士のマンガ本を探しているけどどこにも売っていなくて困ってる」というハナシをしていました。 常識的に考えてトイレット博士のことを考えながら日々を過ごしてきたとは思えません。 たぶん五郎丸ポーズを観て無性に読みたくなったんでしょう。
このトイレット博士という下品きわまりないタイトルのマンガはうんこを掴む、投げる、食べる、下品きわまりない内容のギャグマンガです。 しかし赤塚不二夫さんの弟子筋にあたるギャグマンガ家としては王道なので画太郎先生のような奇をてらうイメージとは違いました。 初期の作風はうんこばっかりでしたが後半は学園ギャグ(何故かいつもチンチン丸出しだけど)として人気を博しました。 少年ジャンプの社是ともいえる友情、努力、勝利もトイレット博士が始まりらしいです。

 たまたま、この二つのレジェンド作品には共通したところがあります。 それは惜しみなく出てくるうんこ描写です。 先程ジャンプといえば友情、努力、勝利と書きましたがジャンプを支えてきた要素はあとふたつあります。 それはうんことパンツです。 小学生男子の大好物は友情、努力、勝利、うんこ、パンツの五つですよね。 少年誌としては後発だったジャンプは、この5大要素を上手に取り入れて発行部数1位にまで上り詰めました。
少年ジャンプのうんこマンガはトイレット博士~Dr.スランプ~珍遊記と各年代ごとに受け継がれていきました。男子にとってドラえもんのタケコプターとうんこだったら、どう考えてもうんこを選ぶでしょう。 トイレット博士の時代は本当に汚かったうんこを鳥山明さんは可愛いうんこに発展させました。 ちょっと対象が小学男子から幼児に下がっちゃったように思えたのですが、女子にも受けたので大ヒット作になりました。 トイレット博士もアニメ化しようとしたらしいのですが、トイレットというタイトルが放送上ダメだったようです。 内容もダメだろうに・・・
パンツはうんこ以上に小学男子の心へ響くモノがあります。 ハレンチ学園~ホールインワン~電影少女というパンツ描写の進化の過程こそが少年ジャンプの歴史だと言えます。 ハレンチ学園は永井豪さんがパンチラという言葉やスカートめくりという重要な文化を提唱したことで画期的な作品でした。 しかしどう考えても永井豪さんのギャグタッチな画風はパンツを見せるコトで浴場を指そうコトよりもパンツというアイテムのイヤらしい響きをギャグとしてキャーキャーいうだけって感じでもあります。 しかしジャンプの社是でもあるパンツ描写は金井たつおさんの途上で一辺します。
彼は少年マンガで初のパンツはカラダのどこかに食い込むという描写に成功しました。 それまでのパンツ描写がプラスチックの要だったのに対して金井さんの描くパンツは布でできてるって感じです。 それまでYの字で表されていたデルタフォースが実際は違うんだよって小学男子に教えてくれた開眼の書でした。 中学ゴルフ部という当時の子どもにはもっともイメージできないようなジャンルでありながら、女子部員のゴルフウエアはミニスカートという画期的なマンガでした。 スイングするとスカートがめくれちゃうのは必然だしゴルフ場はいつも突風が吹いてるモンだし・・・小学生が本格ゴルフマンガを読んでる風でエッチなマンガが合法的に読めるということでした。
金井さんの作画は「鑑賞に耐えられるパンツ描写」ですがあくまでもパンツが見えるっていうだけですので、パンツにかかわらずストーリーは進行していきます。 ホールインワンは原作付きだったのですがスポーツ根性モノとしもよくできていました。友情、努力、勝利+パンツっていう構成です。 その後オリジナルストーリーで努力や勝利を捨ててパンツ一本のような作品を描いてましたが、イマイチな印象のままフェイドアウトした感じのマンガ家さんです。
その鑑賞に耐えられるパンツを触る~脱がすという小学男子の知り得ない領域を描いたのが桂正和さんでした。 最初は変身ヒーローモノのを当時のアニメ絵で描いてましたが、「電影少女」からは打ってかわって本格パンツマンガの金字塔をたてました。 もう合法的というよりもかなり合うとだと思われる内容で、それまでは「パンツを見る」という行為が精一杯の男子に触っちゃうからそれ以上のステップを目指すという骨太な作品でした。

 

 最近のジャンプは低迷してるように聞きますが小学男子の夢や希望に即した作品をラインアップしているのでしょうか?誰ひとり真実を語らないのですが、ジャンプの超特大ヒット作のサーキットの狼が何故小学生の人気を集めたのでしょう?スーパーカーブームのおかげでヒットしたのではなくてサーキットの狼世読んだ小学生がスーパーカーブームを創ったんです。 免許もクルマも関係無い小学生が何故クルマばっかり出てくるマンガに熱狂したのか?それは連載初期に主人公の風吹とヒロインのミキが草むら(野外)で抱き合いながらごろごろするシーンがあったからです。 クルマとか首都高とかは判らないけど「この主人公はエッチなことをする」という期待で読み続けたんです。

 そーいう自分はうんこやパンツのマンガに嫌気が指していたので少年マンガから少女マンガへ避難していました。 そこには川原泉さんや山岸涼子さんや吉田秋生さんなどうんこやパンツとは別次元のマンガが存在してました。 自分もそうでありながらも「男子ってなんて下等な生き物なんだ」って思っていました。

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