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2015-07

らいかのカメラ日記 5 - 2015.07.28 Tue

EOS70Dと8000Dはどっちが正解か?

 自分が久々にカメラを買ったので浮かれて始めた「らいかのカメラ日記」ですが、そんなにネタがあるわけでもないので今回が最終回です。 カメラを買うきっかけはヨドバシポイントが15万円分貯まったのですが、10年前から使っていたEOS Digital Nがあまりにも時代遅れで実用に耐えられなくなったからでした。 とにかく画素数が800万画素なので、ちょっと話にならないレベルでした。 そもそも芸術的な作品を撮るとか思い出を残すとかいう目的はありません。 だから新しいカメラなんか要らないっちゃ要らないんですけどね。
カメラを買おうって決めた人に「カメラを買って何を撮るの?」という質問は非常にキビシイ問いかけです。 もしお父さんがギターを買って帰ってきたとしたら「何を目指すつもりなの?」って言わないで上げてください。 いきなり何かを目指されても家族はたまったモンじゃありませんが、大抵のお父さんは大それた目標があってギターを始めるワケじゃありません。 ちょっと昔が懐かしくなっただけです。 ややこしいのはギターを弾いたことがあるわけでもない人も、昔が懐かしくなって弾ける気になっちゃうことです。
せっかく楽しそうにカメラを買ってきた人に向かって「そんな高いカメラで何を撮るつもりなの?」は余計なお世話以外にありません。 端から見て「すぐに飽きるくせに」とか「道具を揃えるまでが趣味なんでしょ?」とか、思っていても言わないであげてください。 大抵のカメラは高くても女性が持ち歩いてる(クローゼットに飾ってある)ブランドのバッグよりも安かったりしますから!
 
 

 お買い物をしているときは男女とも脳内にヘンな物質が出て異常に楽しくなっちゃうようです。 とくに男子は機械を買うとよく分泌され、女子は繊維を買うと分泌される感じです。 カメラや家電製品を選ぶとき女子はなるべく必要最小限の性能を選ぶ傾向があり、不要な機能や難しい操作を避けるようです。 市場の評価よりも自分がどう使うかで選ぶんでしょうね。 逆に男子はより高機能、より付加価値、よりハイグレードに惹かれる傾向があります。 クルマでいえばワンボックス車なのにオプションパーツのスポイラーを買わされちゃったり、調理の知識がまったくないのに多機能な最高級オーブンレンジを選んじゃったり。 服などで有名ブランドの服とユニクロやヨーカドーの服の違いが分からなければ、どっちだっていいじゃんって思っています。 しかし発汗性能とか防臭繊維とか書かれちゃうと思わず買っちゃったりします。 ミズノのトレッキングシューズがヒット商品になったのもメーカーが靴の新機能を説明する宣伝をしたからです。
自身の技量には不要なほどのオーバースペックに惹かれる理由は、性能の高い製品を買ったことで満足したいからです。 当然、誰かに自慢したいという下らない見栄で“高いほう”を買っちゃいがちです。 この見栄っぱりな男子の習性を利用しているのが一眼レフカメラのラインアップです。 前回の記事で取り上げたエントリーモデルとかミドルモデルとかです。 このカメラ・ヒエラルキーに一席を投じたのがEOS 8000Dというモデルでした。

 自分がこのカメラを選んだのは今年の冬ごろのキヤノンのリリースでの今年モデルの新製品発表でした。 それまでのAPS-CサイズのEOSは上位機種7D、主力機種70D、汎用機種Kiss X7i と分かれていました。 ゲルググ、リックドム、ザクⅡって感じですね。 コストと性能のバランスで一番多くの一眼レフカメラのユーザーを満足させてきた70D(リックドム)と性能や価格帯で競合しちゃう新製品が8000DとKiss X8i という兄妹機です。 価格は微妙に70Dのほうが高いのですが新製品のご祝儀相場なので値下がりが渋く、どっちに割安感があるのかは難しい判断って感じです。 性能だけを抜き出して比較すると、どっちがミドルモデルなのかよくわかんないんですよね。 カメラ雑誌の特集記事でもこの2機種の比較していましたが、カメラ雑誌ってメーカー(広告主)の意向にそった記事のようで決め手に欠いた評価ばっかりでした。 そーいう提灯記事で困るのはカメラを始めようって考えてる“エントリーユーザー”たちでしょう。 実際にグーグル先生へ「8000Dと70Dのどっちを買えばいいのですか?」っていう質問も多く寄せられてるようです。 自分も買う前にそーいうネットの評価を読んでみました。 趣味のコトはだいたい上級者の教えにしたがっていれば間違いないですが、カメラに関してだけは先輩の意見を聞いてると「イバラの道」が待っていたりします。
 
 

 自分は8000Dを買って満足してますがそれをビギナーさんたちにオススメしても「シロート(ビギナー)のお前がイイって言っていても参考にならないよ」って思いますよね。 しかしビギナーのためのカメラを選ぶのに“本物のビギナー”の意見を聞かずに、既にビギナーの心を失ってしまったベテランユーザーの意見を信じるのはどーなんでしょう? ベテランユーザーのほうが知識も経験もありますし、以前のカメラ購入時の苦い経験なんかもアドバイスできるモンです。 そーいう先輩の経験則には一理あるのでお伺いを立てるのはいいのですが、そもそもお金を払うのはビギナー自身なんだから自分の欲しいカメラを買わなきゃつまんないです。
ベテランのいうネット上での8000Dへの評価は「かなりレベルの高いけど、所詮はKissと同じエントリーモデル」という位置づけみたいです。 それはキヤノンが新型として出したんだからそうでしょう。 その中に必ず入ってるフレーズがあります。 「でも私だったら70Dを奨めるけどね」とか「ビギナーだったら買ってもいいんじゃない、僕は買わないけど」など。 中には「8000Dを買って大満足!」っていうブログもありましたが、おおむねベテランが書く批評では自分のカメラ(70D)に比べたら8000Dはまだまだっていう感じの意見が多いです。 キヤノン以外のユーザーのコメントは、そもそも全否定だから参考にする以前の話だし、全メーカーのカメラの性能差をフェアな観点で評価している人のブログは、なんだかカメラ雑誌のレビューの意見と似たり寄ったりなんですよね。

 画素数や画像エンジンの部分では新型の8000Dのほうが上回っています。 70Dの優れてるポイントはシャッター速度が1/8000と2倍も速い、連写速度が7コマ/秒で2コマ多い、多重露出ができる、ファインダー視野率98%・・・って感じです。 視野率を語るカメラファンは多いですが、シロート意見では初めから95%だったら違和感はありません。 ペンタプリズムって石のことだからこれがあるとくっきり見えますが筐体が重くなります。 自分が銀塩カメラ時代に使っていたのがEOS RTなのでペリクルミラーから思えばどんなファインダーも違和感いっぱいでした。
連写も秒2コマ多く撮せるというのがどーいうシチュエーションで有効なのかは人それぞれです。 運動会には必要なのかもしれませんが、銀塩でカメラを覚えた世代にとっては連写なんて恐ろしくて使うって発想が起きませんでした。「現像代がいくらすると思ってるのよ」って感じでしたね。 動体だってワンショットで狙うのがイイんですよね。
二つのモデルでは善し悪しの差が見つかりませんが、一つだけ70Dを選ぶ決め手になる部分があります。 70Dはシャッター速度1/8000秒という速さでシャッターが切れるところです。 8000Dは半分の1/4000秒までしか早く切れません。 そんなに高速シャッターで物理の実験でも撮影するのか?って感じですが、この速さは大口径レンズなどの値段の高い明るいレンズを使う時に必要になります。 高額なレンズは明るすぎてシャッター速度をもの凄く速くしないと光を取り込み過ぎちゃうんですよね。 高性能な広角レンズなどを開放側で使うときには1/8000秒が必要なんだそうです。 自分はそーいう光学なレンズは持っていないので、人から聞いた話なんですけどね。 つまり光学なレンズを使う予定の方は70Dを選ぶのが正解で、そんなつもりはない方々は8000Dでも十分ということになります。 高額なレンズとはカメラ本体よりも高いようなレンズのことです。

 このEOSのミドルモデル問題ですが、キヤノン自体がミドルモデルという位置づけを見失いかけてるんじゃないのかな? APS-Cサイズのモデルでの70Dのポジションはエントリーモデルという設定のまま8000Dが引き受ける。 まったくのカメラビギナー向けにはKissブランドを奨める。 ステップアップを目指す買い換えユーザーには7D MarkⅡをミドルモデルとして設定する。 それ以上を求める人にはフルサイズの一桁シリーズへ行ってもらう。 60Dから進化した70Dも次のモデルになると80Dっていう名前になっちゃいます。 これだと現行モデルの8000Dと名前がかぶるので、ミドルクラスの70Dは現行型で最後なんじゃないのかな?
前回同様にポルシェで例えるならEOS KissX8i がケイマン。 EOS 8000DがケイマンS。 EOS 70DがケイマンGTS。 EOS 7DMarkⅡがケイマンGT4。 ここまでがエントリーポルシェ。
EOS 6Dが911カレラ。 EOS 5DMarkⅢが911ターボ。 EOS 5Dsが911GT3。 EOS 5DsRが911GT3RS。ここまでが本気ポルシェ。別格はEOS-1DXが918スパイダー。
EOS-1DXは業務用カメラ?なので普通のカメラファンは選ばないんでしょう。 普通の人も918スパイダーは買いません。 最新のEOSである5Dsは驚異の5060万画素という常識破りなモデルで、使う側に経済力と技量の両方を求めてくるモデルです。 GT3もレースに出るハイアマチュア向けのクルマだから、歯医者さんとか不動産屋さんが法人名義で購入していい代物ではありません。

 もし写真を撮ることの水準を落とさないけどアレコレ面倒なのはイヤっていうかたには、コンパクトデジカメのPowerShot G3 Xがオススメです。 2020万画素で25~600㎜ズーム。 アレコレ機能が付いて一眼レフ本体くらいの価格だし、交換レンズなどの買い足し不要です。 ブログに写真を載せるくらいだったら、軽量で高性能なPowerShot G3 Xのほうが機動力が絶対アドバンテージになります。 マクロ撮影もできるから食べ歩きブログで料理をこっそり撮影するにも向いています。


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