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2014-05

思わず歌ってしまう歌 - 2014.05.27 Tue

「 アナと雪の女王 」の主題歌です。

 言わずもがな、絶賛公開中の「 アナと雪の女王 」ですが、前回に記事に書いた「 風立ちぬ 」や「 かぐや姫の物語 」なんか忘れ去られちゃったほどですね。 「 かぐや姫 」のときにも「 竹取物語 なんがに興味がある人がいるのかな?」って思いましたが、アンデルセンの雪の女王を観たい人がそんなにいるとも思えませんでした。 子供のころはアンデルセンとかモンゴメリーとか、小学校で無理矢理に読ませられる童話が大っ嫌いでした。 だって、つまんないんだもん! 
「 アナと雪の女王 」がヒットした原因が「 やっぱりアンデルセンは外さないよな・・・」って思ったからではありません。 すべては“レリゴー”のおかげです。 自分も「 かぐや姫の物語 」を観にいった時に予告編でレリゴーの歌が挿入されたシーンをフルで観ました。 正直いって「 コレはディズニーの圧勝だな 」って思っちゃしました。 「 アナと雪の女王 」に比べたら「 かぐや姫 」はあまりにも地味で、親子連れを前提にすれば「 アナと雪の女王 」のほうが客が入るだろうって思いました。 「かぐや姫 」が小さい子供には勧められないのは前回の日記で書いた通りです。

  

 自分は本編を観ていませんので内容の是非についてはまったくわかりません。 カトリック的なモラルやディズニーの古い体質のお姫様論を打ち壊した作品だとか、女性の自立を描いてるとかの批評も聞こえてきます。 松たか子さんと神田沙也加さんの人物論まで飛び出してましたが映画評論とは「 作品にはメッセージが隠されている 」ということが前提になっています。 ヒット作にはヒットする理由が必要なので、それを言い当てることが評論家の仕事のようです。 一般の方の感想で見かけたんですが、「 面白かったけど感動とか心に残るものが何も無い作品 」というほうが的を射てるのかもしれません。 
元ネタのアンデルセン版の雪の女王が陰気な物語なのに対して、姉妹愛をテーマにしたディズニー版のほうがさらっとしているようです。 ストーリーを深く味わうよりもミュージカルアニメを楽しむ作品なんでしょうね。 久々の「 ディズニーらしいディズニーアニメ 」ということらしいです。 観ていないのでなんとも言えませんが・・・

 この作品がここまでの大ヒットになった原因を考えると、やっぱり前記のとおり挿入歌の Let It Go という曲のチカラだと思います。 自分も危なく観に行きそうになっちゃったくらいですからね。 最近の音楽シーンでこんなにヒットした曲ってあるでしょうか? 秋元康さんはAKB 48 でヒット曲じゃなくてビジネスモデルを作り上げました。 音楽が商売になりにくい時代に利益を出す方法を示したことはスゴいことなのでしょう。 でも、AKBグループの曲で「 誰もが歌い出すしちゃうような 」ヒット曲があるでしょうか? 公認ライバルのももクロも最近は人気がありますが、あっちも楽曲単体でヒットしてるわけじゃありません。 ももクロの存在自体に人気があるだけです。 秋元康さんの考えた成功の論法では“成功=売れる曲”なんでしょうが、本来ならば“成功=思わず歌っちゃう曲”が正しいヒット曲だと思います。 それは音楽ファンや評論家が認めるような技術的に優れた楽曲でも高度な歌唱や演奏でもありません。 聴きたくなる曲よりも歌いたくなる曲です。 極めて単純な楽曲だった「 だんご3兄弟 」も思わず歌いたくなる何かがありました。 この何かがヒット曲のキモなんでしょう。 

 昔の歌謡曲はこの何かを備えていた楽曲でした。 ちあきなおみさんの「 喝采 」とか、細川たかしさんの「 北酒場 」など、思わず歌っちゃいますよね。 モーニング娘。の「 LOVEマシーン 」は全国の女子高生からOLさんまでカラオケで歌っていました。  大ヒット曲には曲の中に必ずヒットする何かがあるのでしょう。
メディアやファンたちは曲が売れない原因をコンテンツやファンのライフスタイルの変化、趣味の多様化など外因に求めてきました。 音楽セールスは衰退のメディアのような扱いです。 売れてるのは企画モノのアイドルか往年の歌手のベスト盤だけって思われていました。 でも、ひょんなことから世界的なヒット曲が生まれました。 アニメ映画の挿入歌だから企画モノでありタイアップ曲なのは間違いないんでしょうが、歌いたくなる曲が2013年に作られたことは事実です。 不思議なことに歌いたくなる曲というのは必ず出現するみたいですね。  音楽関係者も逃げずに努力してみたらヒット曲が生まれるこもしれません。 だって多くの人たちが歌いたがってることが証明されたんだからね。
この曲は各国の言語に翻訳した楽曲を作るというディズニーの巧妙な戦略によってヒットを拡大してきました。 日本でも英語版の原曲「 Let It Go 」と松たか子版の「 ありのままで 」が相乗効果でヒットしています。 ちょっと前までレディガガが大ブームでしたが、日本人で聴いてるファンってそんなにいたのかな?って疑問がありました。 朝の情報番組にはよく取り上げられた印象でしたけどね。 当時のマドンナは日本でもよく聴かれていたのは間違いないんですが。 結局、ヒット曲は歌えることが大前提なんでしょう。

 この曲は小さな子も歌いたい気持ちを引き出しています。 子供向けアニメの主題歌といえば「 アンパンマンマーチ 」や「トトロ~トッ トッ ロ~って曲(タイトル不明)」が定番でした。 「 子供向けの曲はこんな感じだろう 」っていう大人の判断なんでしょう。 しかし、自分が子供のころにはもっと大人な感じの格好いい曲を歌いたかった記憶があります。 小学唱歌よりもロシア民謡のほうが楽曲的に高度な印象があるとか・・・ 「 Let It Go 」が子供向けの楽曲だったら映画館で子供は合唱するけどお母さんは合唱しないでしょう。
映画評論家や音楽評論家がこの曲の中に込められたテーマについてくどくどと説明していました。 主題がどーとか、なんたらかんたら。 しかし、ヒットさせたのはそーいうややこしいことを考えていない子供たちが選んだからです。 ヒット作だから解説しなきゃ商売にならないんだろうけど、どの評論家も頭が悪い感じのコメントしか出せていない印象ですね。

 「 アナと雪の女王 」は速くも次回作への動きがあるようです。 当然ながら続編は1作目と比較される運命です。 通常は「 2作目はつまんなくなったね 」っていうような批評されます。 でも「 アナと雪の女王 」の場合は「 松たか子も一発屋か・・・」って言われかねないです。 次の作品ではどんな新曲を作るのかがとても大変なミッションになることでしょう。

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