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2014-04

宮崎VS高畑 最後の戦い - 2014.04.05 Sat

宮崎駿さんの「 風立ちぬ 」と高畑勲さんの「 かぐや姫の物語 」です。

 去年の10月頃、十数年ぶりに映画館へ行きました。 浦和美園のイオン系列の映画館でしたが、最近の映画館の綺麗さと観やすさにびっくりしました。 最後に映画館で観た映画が何だったのかを覚えていませんが、宇宙人の侵略っぽいハリウッドモノだったと思います。 学生時代は映画館に通い詰めていて月4本とか平気で観てました。 マンガを描くことに対して映画が勉強になると思っていたからです。 就職したあたりから映画館へはばったりと行かなくなっちゃいました。 理由はマンガを描くのに映画があんまり参考にならないからです。 多くのマンガ入門の書物では「 ストーリー作りの勉強に映画をどんどん観ましょう 」って書かれています。 石ノ森章太郎氏も映画鑑賞を推奨していました。 でも本当はあんまりマンガの役には立ちません。 参考にしてる方もいるだろうし、漠然とした知識を得るにはいいのかもしれません。 しかし本来マンガと映画はまったくの別物で、ポップソングを作曲するために交響楽を聴くようなものです。 音楽としてどっちが優れているのかではなくて、違う目的のジャンルっていうことです。

 2013年のアニメでの最大のニュースは「 進撃の巨人 」が意外にヒットしたことではなくて、宮崎駿さんの監督引退宣言でしょう。 国内外のアニメファンにとどまらず一般のマスコミでも大騒ぎになりました。 アニメファンという大きなくくりの中でもディズニーアニメのファンとジブリアニメのファンは別カウントです。 「 私、アニメ好きなの 」って言われてうっかり「 まどかマギカの劇場版が・・・」って話しかけるとどん引きの可能性が大です。 アニメとは宮崎アニメのことを指してる人も多いです。 ウチの会社の女子はこのパターンですね。
宮崎駿さんの最後の長編アニメということで「 風立ちぬ 」はとても話題になり興行的にも成功したようです。 自分ぼ映画館へ観に行ったくらいですから。 元々は「 風立ちぬ 」にそんなに興味があったわけではなく、日テレの金曜ロードショウで観ればいいかなくらいの気持ちでした。 最後に劇場で観たジブリ作品は「 もののけ姫 」です。 この作品以降はジブリに積極的な関心は薄れちゃいました。 宮崎アニメをざっくりとランキングすると1位はコナン、2位はカリオストロ、3位はホームズの劇場公開2話です。 あと「 紅の豚 」と「魔女の宅急便 」でランキングの全部です。 「 ナウシカ 」は初見の時に強化がMAXでしたが、日テレで繰り返し観るウチにちょっと考えが変わってしまいました。 最近作が上位にありませんが、黒澤映画が大資本で作られた晩年の作品よりも50年代前後に作られた作品が評価されているのに似てる気がします。


 
 では、なんで「 風立ちぬ 」を観に行ったのでしょうか? 今さら宮崎アニメなんかって思っていたのは事実ですが、「 かぐや姫の物語 」の宣伝を聞いて思いが変わりました。 あの高畑勲さんが制作費50億円かけてアニメを作ったとのこと。 しかも、手描きアニメーションにこだわって先鋭部隊(チーム高畑?)が作るようなので、これは劇場で観ておくべき作品に違いないと思いました。 だったら今公開されている「 風立ちぬ 」も観に行かなきゃ不公平ってことです。 公開4ヶ月を過ぎていたので「 風立ちぬ 」は1日1回夜7時からの上映だけで、いつ公開終了になってもおかしくない状態でした。 

 「 風立ちぬ 」と「 かぐや姫の物語 」は88年の「 となりのトトロ 」と「 火垂るの墓 」の同時上映以来の宮崎VS高畑の直接対決です。 今回は同時上映ではありませんがお互いに意識してないわけがありません。 ましてや宮崎さんは引退宣言し高畑さんの年齢と遅筆ぶりから考えて今後新作が観れるとは思えません。 事実上日本のアニメーションを牽引してきた両巨匠が己のすべてを投じた一作など滅多にお目にかかれません。

 次回からの日記ではそれぞれに作品について考えていきます。

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