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2014-03

ベートーベンかく語りき - 2014.03.09 Sun

佐村河内守さんのお話です。

 最近のお騒がせキャラの筆頭の佐村河内守さんですが、自分がこの人の名前を知ったのはゴーストライターが発覚して大騒ぎになってからです。 最初は読み方が解らなかったので河内家菊水丸さんみたいな芸風の人だと思ってました。 自分は概要しか理解していませんが「 聴覚障害があり障害者手帖を持ってる作曲家が障害はウソで作曲していたのもウソっていうことを、ウソの片棒を担いでいた相方にバラされてみんなに怒られてる 」ってことのようです。

 障害者手帳というのは自分には結構なじみのある手帖です。 自分自身は健常者なんですが両親と兄が障害者手帳を持っていました。 父は肺に障害があって晩年はエアボンベを引きずって歩く生活でした。 母は脳溢血で半身マヒ、兄は仕事で指を・・・ でも、障害者手帳に疎い生活だった自分はみんなが手帖をもってることを知りませんでした。 「 なんだよこの障害者一家は?」って感じです。 今回の佐村河内さんの件で一番アウトなのは、行政に対する虚偽申請で障害者手帳を入手したところだと思います。 普通の虚偽申請は補助金やサービスを不当に受けることが目的なんですが、彼の場合は自らの耳の聴こえない作曲家というディテールに信憑性を持たせる“葵の御紋”として欲しかったんだと思います。 これ以外に障害のあるバイオリン少女で商売したり、震災地で美談商法したり、モラルとしてやっちゃダメなことをしてきた人です。 
では、これ以外の「 ゴーストライター 」とか「 実は聴こえていた 」とか記者会見やマスコミが夢中になってる事象はどうでしょう? 自分はどちらかと言えば「 これくらいのウソってよくある話だよね?」っていう感想です。 最初にこの人のニュースを聞いたとき「 面白いヤツがいるなぁ 」って思ったくらいだから。

 今、佐村河内さんを批判するマスコミ関係者(コメンテーターやキャスター)は世の中を騙してきた責任を追及してますが、決して自分も騙されていた一人とは言いません。 騙されたバカはNHKで「 私は知っていたけどね 」っていうスタンスを守ろうとしています。 取材したけど怪しいから記事を掲載しなかったって得意になってる雑誌もありましたが、騙されたから取材しちゃったんでしょう。 だいたい、風貌をみたら100%あやしいじゃないですか。 Mr.マリックもオウム神仙の会の頃の麻原も、あやしいことをいう人は必ずあやしい風貌をしてるもんです。 同じ風貌のみうらじゅんさんがあやしいのは公然の事実だし。 
芸能人が芸能のためにあの手この手を使うことは当然のことでしょう。 盗作とかクスリとか法的にNGなこと以外ならある程度のウソもネタも通用する世界だと思います。 だって芸能は虚構の世界だから。 ステージでは大暴れする心優しい泉谷しげるさんや、インドの猛虎ダイガー・ジェット・シンさんは極めて紳士で事業も成功しインドの財界でもっとも有名な盟主です。 ゴーストライターがいけないと言うのもへんな話で、譜面の読めないシンガーソングライターは沢山います。 作者が考えなきゃダメなら、あのマンガもあのマンガもまずいです。 吉田豪さんはアイドル盆の話の時に「 それ書いたのは私です 」ってよく言ってます。 批判している週刊誌の出版社だってマンガやアイドル本を出してるんでしょうにね。
この人はNHKに出たのが間違いだったんだと思います。 佐村河内さんを世に出したのが「 たけしの元気の出るテレビ 」や「 浅ヤン 」に出てる人だったら、世の中も佐村河内さんと上手くつきあえたのかもしれません。 つまり、極めてテリー伊藤さんや浅草キッド的なキャラだということです。 関係者、スタッフ、業界、全員が知ってる上で佐村河内さんを持ち上げていたんだからね。

 今回のニセ作曲事件の批判の中で「 新垣さんの作った楽曲の評価は佐村河内の評価で変わるモノじゃない 」という曲擁護の意見も多く出ています。 曲に罪はないといういつものフレーズです。 この意見を言う人に共通してるのは「 自分はいい曲だと思ったわけじゃないけど、あんたたちは名曲だと思ったんでしょ?」という言い方です。 今回の事件で「 私はうっかり騙されて、テレビで号泣しちゃいました 」っていう事実を告白するコメンテーターを見かけませんね。 ソープでお母さんみたいな方が来て、完全に騙されたんだけど他人に言えないっていうレベルのウソなんでしょう。 言ったら悔しいし、恥ずかしいし、間抜けだし・・・

 弁明の記者会見に現れた佐村河内さんはトレードマークだったみうらじゅんさんの風貌をばっさりやめて、小綺麗に髪を切りスーツ姿でした。 NHKに出ていたときのわかりやすい芸術家な振る舞いは全くなくて、不祥事を起こした企業の社長が従業員に積みを押しつけてるような絵でした。 ここまで小者なのも珍しいですが、こんな小者をのさばらせた原因が先ほどの障害者手帳だったんだと思います。 日本の社会は先進国の中でも障害者に対する行政が冷たい国だと思います。 バリアフリーの問題を取ってみても非常に遅れているのが現状です。 これはハンデがある人を正しく捉えようとしていないことが原因だと思います。 「 障害者を可哀相に思うことが美徳 」という日本の優しい思いやりのある気風が、健常者が障害者にビビるというヘンな現象を招いちゃっています。 その結果が「 耳が聴こえない作曲家=素晴らしい話 」という構図になってしまうわけです。 素晴らしい話と素晴らしい曲にはなんの因果関係もありません。 無論、素晴らしい話の人が素晴らしい曲を作ってもかまわないんですが、今回は素晴らしい曲は発注だったわけです。 こーいう発注の仕方をOEM生産といいます。 一つのメーカーがリコールを出すと、いろんなメーカーが回収騒ぎになるのはOEMだからです。

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