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2014-01

一龍斎 春水さんのこと - 2014.01.29 Wed

 1月23日(木)にNHKのEテレ(旧教育テレビ)で放送された「 ハートネットTV」という福祉番組をたまたま観ていました。 福祉や社会弱者全般をテーマにした新しいタイプのテレビ番組です。 同じNHKでも総合の「 クローズアップ現代 」のような今更な感じの話題をびっくりしたように報道するのではなく、“弱者は存在する”という立ち位置で過剰も過少もない番組作りを心がけているようです。 最近のNHKは紅白や大河ドラマ、朝ドラなどに一喜一憂するのもいいのですが、こーいう番組こそスポンサーの無い放送局だからこそ作れる番組だと思いますね。

この日の内容は89歳の老人介護を例に「 介護ケアサービスなどプロを使って負担を一人で抱え込まない 」というモノでした。 自分も母親の晩年にディサービスのお世話になりました。 介護保険制度自体は役人が考えたシステムなのでポイント制度がなじめなかったり雇用制度に問題があったりですが、この制度のおかげで自分は会社を辞めることもなく介護ライフを送ることができました。 当時のケアマネージャーやスタッフの皆さんにはとても感謝です。 まあ、自分の母親は半身マヒながらも最後まで歩けていたから、まだ楽なほうだったんでしょうけどね。

 今回の日記のテーマはそんな福祉のお話ではなくて、この番組で89歳のお母さんを介護していたゲストの方のお話です。 この日のゲストがなんと講談師の一龍斎 春水(いちりゅうさい はるみ)さんでした。 一般の方々には講談師っていうのは馴染みがない世界でだと思います。 自分は知ってるのも神田山陽、神田 紅、神田 茜、の神田派とか一龍斎 貞水さんくらいです。 情報源も高田先生のラジオからなので、ここら辺の芸事にはからっきし知識がありません。 一龍斎 春水さんは名前の通りに貞水さんの弟子になります。 貞水さんといえば怖い話で有名な講談師の重鎮です。 稲川淳二さんと並ぶ怪談話の2強ですね。 今回のハートネットTVはその講談師の一龍斎 春水のお母さんを介護したお話を聞く番組でした。 当然、一龍斎 春水さんもスタジオに来ていました。

 ここまで読んで講談師がどーしたんだよ?って思われることでしょう。 古いファンや年季のはいったアニメファンには知ってて当然なのかもしれません。 なんと、この一龍斎 春水という講談師は ぺぺ~ん・・・初代、森雪を演じた声優の麻上洋子さんなのでした。 麻上洋子さんといえば“声優に憧れて声優になった”アニメ業界最初の世代で初のアイドル声優でした。 ソレまでは演劇俳優崩れが食いつなぐために声優をやらされていた風でした。 声優が演劇に走るのはそーいう事情なんでしょうね。 声優がアニメの主題歌以外のレコードを出したのもこの人が最初だったんじゃないのかな? なによりも宇宙戦艦ヤマトの森雪役は絶大なモノでした。 このキャラのために大っきいお兄さん(大学生)が公然と子供番組(アニメ)を観る世の中になったんですから。 
麻上洋子さんといえば思い出すのが相方の吉田理保子さんですね。 この方は未来少年コナンのモンスリー役とかやっていました。 もっと沢山仕事してるんだろうけど詳しくないんです。 あとドラマ女刑事の強気のほうとか。 麻上さんと吉田さんで始めたラジオ番組が「 声優=AMラジオ 」という図式を作ったパイオニアでもあります。 本家は那智チャコなんですけどね。



 番組の冒頭で「 一龍斎 春水の正体はあ声優の麻上洋子さんです 」てネタばらしをしていました。 進行役の男性アナもアシスタントの女性も本題の介護問題そっちのけで目の前の森雪に興奮状態でした。 当然の流れで「 なにか声(キャラ)をやってくれませんか?ってなります。 野沢雅子さんがゲストだと「 悟空やって! いなかっぺ大将やって!」っていうアレです。 そこで麻上さんは999のガラスのクレアの声をひと節うなってくれました。 いい人です。
どーいう経緯で声優が講談師に弟子入りしたのかはわかりませんが(そーいうテーマの番組ではなかったので)声で演じるということでは麻上さんの中ではブレていないんでしょう。 そういえば講談師って女性のほうが多いってイメージがありますね。 落語に比べて女性に門戸が開いているこかな? 自分が知らないだけなのかもしれませんが。



 永井一郎さんのこと。


 1月27日、声優、ナレーターなどで活躍してい永井一郎さんが急死されました。 仕事先でのホテルで倒れられたとのこと。 ご高齢ゆえ御付きの方とかいればと思う反面、それだけかくしゃくと仕事をしていた現役だったんだと関心させられます。 おりしも徳川機関長、佐渡酒造ですから、ちょうど森雪のことを話題にしていたのでここに書かせていただきました。 
今日一日ラジオで追悼のコメントを聞いていましたが、永井一郎さんで真っ先に思い出すのが波平かガンダムのナレーター、スターウォーズのヨーダでした。 これは世代によって違うみたいですが、サザエさんにもスターウォーズにも思い入れがないので自分は断然ガンダムのナレーションです。 ファーストガンダムはあのナレーションで始まるから成功したんだと思います。 あの、たかが巨大ロボットアニメのガンダムでNHK特集でも始まるかと思えるくらい重厚なナレーションです。 あれでお子様向けアニメじゃない何かを期待させたんだと思います。 このアニメは大人向けなんだよっていう感じの何かを・・・ 子供向けにはかわらないんですが、当時の子供たち(アニメファン)は「 ロボットじゃなくてMSなんだ 」って力説してましたっけ。
吉田理保子さんつながりではダイス船長役でモンスリーと最後イイ感じになる役柄でした。 ダイスは波平に言わせれば、まさに「 バカモン!」って怒鳴られそうなキャラでした。 自分にとってダイスとモンスリーはアニメキャラの中でももっとも好きなキャラでした。 なんだか吉田理保子さんも亡くなったような書き方ですが吉田さんは生きています。

 波平亡き後のサザエさんを心配する声が多いようですが、自分の考えでは「 いい機会だからスパっと終わらせれば 」って思います。 ヘンな最終回も作らずに永井一郎さんの収録が出来てる分だけを放送して終了でいいと思います。 ここで終わらなきゃもう二度と終われなくなっちゃいます。 悲しい話ですが、キャストの方々もおしなべて高齢になっちゃっています。 続けることだけに価値を見いだすのはあまり意味が無いような気がします。 ただ作品を継続させることのみが目的ならば、波平の代役をたてなくても過去のセリフを編集すればいくらでも新作を作れます。 「 カツオ!」と「 バカモン!」と「 どうだいマスオ君 」だけで十分ですからね。 ただ、それを声優の前に俳優であれという永井一郎さんが許すのか?っていう疑問があります。 自分が演じられないのに作品が続くのが正しいのか、判断が必要です。
とりあえず番組を終了して「 みなさんお疲れ様でした 」って拍手してあげるのも一考なんじゃないでしょうか。 このままだと、この先も訃報ばっかり聞くことになっちゃいます。 キャストが続けたいっていうのなら話は別ですが、ソレもなぁって感じですよね。

ご冥福をお祈りいたします。

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