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2013-10

サッカーマガジンのこと - 2013.10.30 Wed

きわめて個人的なお話ですが、11月2日のJリーグ ナビスコカップの決勝のチケットを入手出来ました。
ジャニーズ・ファンの方々はイメージできると思いますが、このチケットは秒殺で売り切れちゃいます。 自分はマンガのサイトなどをやっていますが、本業?は浦和レッズのサポーターです。 協会の先行販売やクラブ分配の年間シート優先抽選、ぴぁのプレリザーブ、一般販売と4回あったチャンスがことごとく外れちゃいました。 裏ルート(ネットやチケットショップ)か?ってこのも頭によぎりましたが、なんとクラブ分配の優先予約の2次受付(敗者復活)にみごと当選しました。 自分は幸運にも確保出来ましたが、チケット難民の方々はまだまだ多いと思いますので彼らの分も応援してくるつもりです。 そんなこんなで今回はサッカーのお話です。

 ベースボール・マガジン社から出ている「週刊サッカーマガジン」が今月の29日の発売分をもって廃刊になりました。 正確には廃刊ではなくて週刊誌から月刊誌に変わり「サッカーマガジン ZONE」と改名して再出発とのこおと。 しかし出版ペースもほんの厚さも値段も違うのなら別の雑誌でしょう。 たとえ編集部が同じでも。
サッカーマガジンは後発のサッカーダイジェストと共にJリーグ発足時からサッカー誌の両翼を担ってきました。 しかし、時流はJリーグが発足した20年前とは違ってしまいました。 近年では明らかにサカダイに負けている感じでしたので、サカマガの終了には驚いたけど違和感はありませんでした。 「やっぱりそうなるんだな・・・」って納得しちゃえるんですよね。 永年続いてきた雑誌の廃刊にありがちな「何で止めるんだ」とか「廃刊はもったいない」といった惜しむ声が全く聞こえてきません。 ただリーグの終盤だしナビスコカップの1週間前の号で終わらせる中途半端な感じに違和感があっただけでしょう。

一応、週刊誌から月刊誌に移行する理由が載っていたので書き写します。

『この刊行形態の変更は、近年の情報伝達の高速化や、読者ニーズの多様化など、サッカー界を取り巻く環境の急速な変化を受け止めた結果であり、速報性や多様性を追うこと以上に、より専門的かつ中身の濃い情報をお届けすることが、雑誌媒体として重要な役割だと判断した結果です。』

要するに、Jリーグの試合結果や香川などの海外組の活躍はテレビやインターネットの速報性に勝てないし、中身の濃い原稿は週刊誌ペースでは書けないということです。 情報の発信と速報性の問題は紙媒体のメディアが売り上げが下がると必ず言い出す泣き言です。 何でもネットに負けたって言えば自分たちが納得できちゃうみたいですね。 しかし、Jリーグ当初の水曜日発売の頃だって、サッカー誌を買って読んでから「横浜マリノスは勝ったんだ」って4日遅れで知るサッカーファンがいたでしょうか? まだケータイもネットも普及していない時代です。 速報性なんてモノは雑誌には元々ありません。 スポーツ新聞がネットに負けちゃうのは速報性の問題ですけどね。 雑誌の本来の役割は速報性じゃないでしょう。
インターネットにも弱点があります。 それは遅報性が苦手というところです。 新しい情報やタイムリーな話題を検索するには打ってつけなメディアですが、事象について時間をかけて検証していると新しいネタに埋もれちゃいます。 ネットはいち早く世の中の出来事を知るには効率がいいのです。 しかし、基本はネタ元をコピペ~コピペで拡散していく原理なので、時間をかけて検証するような人には不利なメディアです。 たとえば2週間前の試合の問題点を検証してもユーザーが求めてるのは今日の試合結果だけなので、「対戦スコアには興味があるけど試合内容は知らない」っていう感じです。

 サカマガが選んだ道は週刊誌での速報性はあきらめて、月刊誌で中身の濃い情報を伝えるということです。 なんで月刊誌になったら中身が濃くなるのかはわかりませんけどね。 週間ペースだと取材して記事を書いてっていうのができないのかな? サカマガの記者がJリーグの試合を観戦しないでのは読者には明白な事実っぽいです。 潔く試合レポートを割愛してた時期もありました。 Jリーグでは部数が伸びないという判断なのか日本代表>海外リーグ(香川や本田やメッシ)>Jリーグという扱いが定着しちゃってます。 自分の中ではJリーグもなでしこリーグも対等な位置づけなんですが、サッカー誌ではほとんど認知されていません。 
イギリスやドイツのサッカー事情にしても、現地で取材してないのにどーやって文章を書いてるんでしょう? 最終刊の編集後記には12人の編集者が載っていました。 二人は編集長と副編集長だろうから10人が国内外の取材をしてるんだと想像します。 10月27日は1日でJリーグが20試合行われました。 これが月に4回以上続きます。 もう試合の内容を精査することは物理的に不可能だということがわかります。

 では、サカマガは月刊誌になってどーいう方向性の記事を書くつもりなのでしょう? 速報性を捨てた以上優勝争いや残留争いといった旬の話題は不可能です。 むしろ「情報を伝える」っていう考えが雑誌にそぐわないように思えます。 Nunber のように前編作文で通すのも手だし、サッカークリニックのような字ばっかりの雑誌という方法委もあります。 唯一で絶対なことは「面白い文章を書く」というスタンスを貫くことです。 紙媒体がネットの情報の速さに勝てるただ一つの方法です。 ネットでは面白い文章にあんまり出会いません。 えのきどいちろうさんのコラムは情報が速いわけでも役に立つわけでもありません。 読みたいと思うファンがいる文章なんでしょう。 読みたいという文章に出会えるのは紙媒体のいいところです。 ネットでは分母が多すぎて清濁がぐちゃぐちゃだから、この人っていうのを探しきれません。
くれぐれもリザルトを書き写していただけのくせにサッカーファンの読者に「サッカーを教えてやる」っていう心根だけは捨ててほしいです。 サッカーファンは毎週、スタジアムで90分間ピッチ内の動きもスペースも真剣に見つめているんだから。 しかも自腹で。 
 

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