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2012-12

20年間 ままならず - 2012.12.15 Sat

J リーグについてです。

 3月10日から始まったJ リーグも12月1日をもって全ての日程が終了しました。 優勝はサンフレッチェ広島、2位は大健闘のベガルタ仙台、我ら浦和レッズは3位に滑り込みACL(アジア杯)への出場権を獲得しました。
近年まれにみる大混戦のような印象でしたが、終わってみれば上位3チームは安定してトップ3を維持していました。 賞金の出る4位~7位までの4チームのほうが順位が乱高下してスリリングな1年だったようです。 残留争いは得失点差がプラスのガンバ大阪が降格するなど、まさかの坂を転げちゃうことがおきました。 最終節でアルビレックス新潟が逆転残留するなどの悲喜こもごもなドラマが今年もありました。

 自分はこの日記では「マンガ好きのお絵かき野郎」なんですが、実社会では誰からもマンガ好きだとは思われていません。 べつに秘密にしているワケではないのですが、会社の人の中にサブ・カル的な要素を持った人が全然いないからです。 自分から「志村貴子さんの青い花の新刊が・・・」とか言うのもなんですし。 それじゃ、まっとうな人間だと思われているのかと言えばそーでもないんですよね。 職場での自分のキャラは「サッカーが好きな人」のようです。 日本代表が負けると会社で「なにやってんだよ!」って、まるで自分のせいで負けたかのように説明を求められます。 取引先の方にもサッカー好きなヤツで通っています。 社内にマンガに詳しい社員はいませんが、サッカーが詳しい社員も少ない職場です。 お隣のおばさんとの朝の挨拶も「昨日か勝ってよかったわねぇ」って感じです。 ご近所つき合いも良好です。
今年はホーム、アウェーで36試合を観戦しに行きました。 これ以外になでしこリーグのレッズレディースも行けるだけ観戦しています。 それほどサッカーに関心がない方々には「なんでそんなに・・・?」って思われるでしょうが、スタジアムの集まるサポーターとかいう人種の中では珍しいことでもスゴイことでもありません。 「応援(サポート)しているんだから観に行くのは当たり前だろ」ってみんな思っています。 それでも毎月弾丸ツアーで旅行をしているようなモンですから、まっとうな生活を送っている方々には難しいですよね。 幸か不幸か自分はそこら辺がフリーダムな生き方なので都合がつけやすいんです。 現地組(スタジアム観戦)が偉くてTV観戦はサポーターじゃないという風潮はありますが、そんなモンはドコでどーやって観ていようと応援していることには変わらないです。 むしろ毎回大勢で来ているけど、観戦より宴会がメインになっちゃってる団体サポーターさんたちのほうが「何しに来てるの?」って感じですし。  

GK DF
  次期 なでしこジャパンのメンバーは誰だ

 正直、Jリーグが始まった20年前にはサッカーにはまったく興味がありませんでした。 カズもラモスも知らなかったくらいで、Jリーグ元年にはどこにでもいた“おのぼりサポーター”の一人でした。 当時はまだ都民だったんですが、実家の近くにJリーグのチームが出来るって話になって「こりゃ応援するべ」ってことになりました。 それがたまたま浦和レッズだったんです。 そのころはまだ福田の名前すら知りませんでした。 始まる前は名門とか強豪とか言われていましたが、開幕したらびっくりするくらい弱いチームでした。 Jリーグの基本理念は地域密着なので、人気のあるチームよりも近所にあるチームを応援しなきゃいけないことになっていました。 人気チームはヴェルディ、マリノス、エスパルス、アントラーズ、格好悪いチームはレッズ、グランパス、ガンバ・・・サンフレッチェのほうがレッズよりも好印象だったと思います。 あんまり弱いので逆に面白くなってきちゃって「これは女とチャラチャラ観戦している場合では無いぞ」ってなってきました。 
開幕当初は女の子を誘うのに絶好のネタだったんですが、「負けると落ち込む」「試合後に真剣に語れない」「並ぶ時間が長くて怒り出す」などいろいろデートに不向きなことに気がついたんです。 「こりゃサッカー好きと観に行ったほうが楽しいぞ」と探したんですが、1度は付き合ってくれても翌週もってならない。 彼らが言うのは「日本のサッカーはレベルが低いので観ていてもつまらない」とのことでした。 自分は目の前のJリーグしかサッカーを知らないけど、たしかに日本人と外人ではべつの競技に見えました。 もしかしたら客席で旗を振っててもこいつら(レッズ)は強くならないのでは? クラブを強くするのにはファンが正しくクラブの問題点を理解しなきゃいけないことに気がつきました。 代表チームもオフト時代とトルシエ時代で一番変わったのは社会全体のサッカーに対する見識です。 TVのワイドショーでフォーメーションの分析をする時代になりました。 オリンピックで柔道男子が惨敗したんですが、一般の方々は男子柔道が4年間なにをしていたのかまったく関心がありませんでした。

SB
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 日韓W杯のころ、社内で草サッカー部を作ったので未経験者ながらまぜてもらいました。 草サッカーっていっても、全くのシロート集団で大学リーグ出身から東京の選手権出場高の元サッカー部、地元小学生のサッカークラブの監督やら元高校球児、バレー部国体メンバーなど経歴は様々。 だいたい5~6人の戦力と3~4人の超ベテラン世代、5~6人の数合わせメンバーで構成されています。 自分は当然数合わせ要因でしたが、妙に出席率がいいので左サイドバックでレギュラーにしてもらいました。 自分がサッカーをやりたかった理由は「ピッチの中からの景色を見てみたかった」からです。 サッカーでもバスケでもマンガで描く場合、観客席からの視点だけでは選手の臨場感は伝わりません。 スポーツマンガでコマが俯瞰だらけになっちゃう作品って多いです。 実際の選手の目線は見上げてるんですよね。 サイドバックから見たフォワードって距離が遠すぎて他人事に見えるんですよ。 もっとコンパクトにしろって話だったんですけどね。

MF
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 ひとくちにサッカーファンといっても様々なタイプがいます。 大きく分けるとサッカーボールを蹴っていた人と蹴ったことがない人。 蹴っていた人でも過去にサッカー部員だった人と現役でプレーしている人。 観ていただけの人でもダイヤモンド・サッカー、実業団時代、J リーグ元年、衛星放送の海外サッカー、日韓W杯以降などに分けられます。 サッカーチームを作ったときに、これらの様々なタイプのサッカーファンと知り合えました。それで気がついたのは「元サッカー部はJ リーグに関心がない」という事実です。 むしろサッカーは自分がプレーするもので観戦するものではないようです。 海外クラブ好きも経験者のほうに多い傾向です。 J リーグ=レベルが低いというのもこの人たちの常套句です。 スタジアムで観戦していてもプレーにいちいちダメ出ししてるのも現役プレーヤーぽいです。 「君たちシロートには今のプレーのダメなところが理解できないんだな」的なことを言っちゃうんですよね。 20年間ダメなプレーを観続けてきたサポーターの中で・・・ 
10年間サッカーをプレーしてきた人よりも、20年間サッカーを観戦してきた人のほうがサッカーの観戦は詳しいんです。 スーパーゴール集が好きな人にはスタジアム観戦は向きません。 テレビ局が編集するものではなく、1年間スタジアムに通い続けると何試合かでやっと目撃出来るのがスーパーゴールです。
サッカー部時代にチームの人を誘って何度かJ リーグを観に行きました。 でも彼らはそこで相手チームの良いプレーを褒めちゃうんですよね。 フェアな視点、公平な評価、サッカーの本質への理解はあるんだけど、根本の部分が周りのサポーターと違うんですよ。 それ以来、サッカー部員とスタジアムに行くことはなくなりました。 周りに不快感を与えかねないから。

FW
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 J リーグには優勝やACL出場権、降格と昇格などのファクターがあります。 贔屓のチームのサポーターが必ずしも楽しい1年を過ごせるとは限りません。 むしろ全体の過半数は苦渋の1年になるシステムです。 降格チームのサポーターはもちろん、優勝に手が届かなかったチームや賞罰にまったく絡めなかったチームのサポーターも、もやもやした1年を過ごしたハズです。 サッカーは相手があってこそです。 資金が豊富なチームが必ず勝てることもなく、常勝チームが安泰ということもありえません。 それはサガン鳥栖とガンバ大阪が証明しています。 サポーターにできことは懸命に応援することだけです。 ここでいう懸命な応援には、無償で拍手を送るだけでは無く選手やクラブに敗戦の怒りをぶつけることも含みます。 方法にもよりますがサポーターの不満をクラブが是正する関係を、良好に作れなきゃクラブ自体の発展も望めません。 ヴィッセル神戸はそこに問題があったのかもしれません。
応援以外でサポーターができることは何もありません。 観客席を埋め尽くすことが最大のサポートになります。 だからネットでちまちま批評してるんだったら観に来なよって思います。 でも会場でちまちま批評されても鬱陶しいんだけどね。 自称「サッカーってよくわかんない」とか「槙野ってどこ?」って感じのお母さんサポが周りにつられて得点に大騒ぎすればサポーターとして十分に戦力です。 グッズの売上げや放映権の分配がクラブのためになるのも事実です。 でもクラブのためにグッズを買うっていうのも経済原理に組み込まれているようで馴染めません。

その他
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 結局勝つか負けるかはやってみないと解らないし、大半のクラブは苦渋を飲んでいる競技です。 応援しているクラブが100年たっても優勝しないなんてざらです。 優勝するクラブを応援するという方法もありますが、J リーグのファンには馴染みません。 なぜなら応援し続けることが楽しいんだから。 贔屓の選手が他チームへ移籍しても下のカテゴリーへ降格しても、それは長い物語の途中に過ぎないのです。 
 趣味には「自分でなんとかできる」ものと「自分にはどーにもならない」ものに分けられます。 物を集めたり創作することや、ゴルフや将棋など自分の鍛錬で克服できる楽しみ方。 それと野球やサッカーの観戦など観ているだけの楽しみ方。 お絵かきやバンド演奏は創作ですが、マンガやアニメ、映画や音楽は受動的な楽しみ方ですね。 サッカーが世界中で100年も支持されてきたのは、この「もっともままならないスポーツ」だからだと思います。 ままにならないから目が離せないんでしょう。



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