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2012-10

原鉄道模型博物館 - 2012.10.05 Fri

原鉄道模型博物館です。

 9月15日にサッカーJリーグ 横浜マリノス対浦和レッズの試合がありました。 マリノスのホームで日産スタジアムが会場なので、かねてからの計画で横浜にある原鉄道模型博物館に行ってきました。 8月には清水エスパルスの試合前に静岡でSLに乗って来ました。 サッカー遠征の相棒Fクンとすっかり“鉄ちゃん”気取りです。 きっかけはNHKの「探検バクモン」で取り上げられていたのを観たからです。 普通に向谷実さんがゲスト出演していて、NHKなのに「タモリ倶楽部」のようでした。 以前にやっていた爆笑問題が大学の先生に話しを聞く番組は、大学の先生って面白い話が下手なのと太田さんが大学の先生を見下していたので「つまんない番組だなぁ・・・」って思っていました。 いつの間にか大学の先生を切って、独自の業種を訪問する企画に変わってましたね。 やっぱり、みんなもつまんないって思っていたんでしょう。
博物館の場所は横浜駅の地下街をそごうに向かって行き、端っこの出口から橋を渡ってすぐです。 未計画な自分らでもたどり着きましたが、横浜三井ビルがでかすぎるいのと博物館の入り口のイメージがなかったのでちょっとオドオドしちゃいました。 事前確認しておくとイイでしょう。
混んでるとか入場制限とかの噂は耳に入っていたので、1時間待ちくらいは覚悟のスケジュールでしたが、実際はそこまで混んでいる印象がありませんでした。 博物館のホームページにタイムリーの混雑状況が書かれてますので、参考になると思います。 入場制限はチケット売り場と入り口直後の第一展示室の混雑防止が目的みたいです。 入場制限といっても中に入っちゃえば閉館まで居すわるのは自由で、入れ替え制のようなシステムはありませんでした。
  

入場口


 原鉄道模型博物館とは、原 信太郎さんという鉄道模型の個人収集家のおじいちゃんが、80年かけて6000台のコレクションの中から選りすぐりの1000台を一般向けに展示している博物館です。 企業や役所、ボランティア団体ではないので、一般ウケとか予算とか俗世の常識にとらわれない「浮き世離れ」した博物館です。 一般に日本での鉄道模型はNゲージという寸法が主流です。 お金持ち用にHOゲージという大きなタイプもありますが、常識的な日本の家屋では大きすぎると思います。 HOゲージは「未知との遭遇」という映画でお父さんが山を作っていたシーンに出てきたと思います。 アメリカや欧州のような大きな家に住んでないと楽しめない寸法です。 しかし、この博物館に展示されている鉄道模型は1番ゲージという聞いたコトもない規格です。 これがやたらとデカい模型で、存在感が半端なくスゴイです。 ミニカーで言えば1/32にくらべて1/12の迫力の差って感じです。 その凝ったデテールは現車を知らない「エセ鉄ちゃん」でも圧倒されます。 模型=オモチャという次元じゃないですね。 スケールモデルってこういうことを言うんだ。 
原さん自身が幼少より鉄道模型を自作するモデラー(エンジニア)ですが展示品の全てが自作ではりません。 あくまでも買い集めた(もしくは特注させた)既製品です。 そこら辺が解りにくい感じですね。 
そもそも、これだけのコレクションを集めてきっかけが、彼の祖母が「どうせ楽しむのなら本物を知らなきゃいかんぜよ」という教育方針?だったためです。 当時の年収くらいの価格で日本人が誰も見たこともない鉄道模型を輸入し、子供のオモチャのレベルじゃない不相応な趣味がスタートしました。 どうして展示品が日本人に馴染みがあるNエージやHOゲージじゃないのかといえば、80年前にはNやHOといった規格そのものが存在していなかったからです。 日本のメーカーがNゲージの商品を発売し始めたのが1960年代からです。 Nゲージはまだ50年弱しか経っていないジャンルなんですよね。
 

展示室


 この博物館の最大の売りは「いちばんテツモパーク」という世界最大級の1番ゲージ・レイアウトです。 このレイアウトを観ることがここに来る最大の目的でした。 実際にビックリするくらいに大きいし、ジオラマも懲りまくっていて圧巻でした。 しかし、実際に走っている模型は同じ車両ばっかで変化に乏しい貴がしました。 世界最大と言っても、そもそも車両そのものが大きいわけで、普通のNゲージのレイアウトを拡大しただけっていう印象かな? デカイだけにNゲージのような「模型が走っている感」よりも「電車が走っている」という迫力はたしかにありました。
このレイアウトの大きさが30m×10mという巨大さです。 1番ゲージがこの広さで実際のスケールがどれくらい再現できるかといえば、1/32として960m×320mで有楽町駅から新橋駅くらいの距離です。 仮にこの広さでNゲージを使ってみたら1500m×4500mで横浜からみなとみらいエリアがすっぽりと収まっちゃうくらいの広さです。 もし「Nゲージテツモパーク」だったらあり得ないほど広いレイアウトになっていたでしょう。 JR大井操車場も再現できます。 しかし車両が小さすぎてどこを走っているのか探すのが大変でしょうけどね。


ジオラマ
 

 では、この博物館は大絶賛なのでしょうか? 自分は普段は鉄道模型には縁のない生活をしています。 とりわけ鉄道に詳しいわけでもありません。 あえてカテゴライズするならば「模型好き」という枠かもしれません。 自分の趣味のベースが2次表現なので立体には疎いところがあります。 そんな自分にとってココの模型たちは大絶賛でした。 当日、横浜の駅ビルでお昼を食べて1時すぎから入館したんですが、2時間以上は居すわっていました。 入館当初は各展示の前が混み混みなんですが、長居をしてる人がいないので見るのにさほど苦労しませんでした。 
どれもが「電車」と言えば、たしかに同じような模型が並んでいるだけです。 でも「それぞれが違う車両」といえば、1000種類の展示と言えます。 どちらかと言えば自分の本業は自動車模型ですが、ポルシェの962でワークスの1号車とヨーストの8号車の模型が並んでいたら、それだけでご飯3杯はいけます。 特に工業製品のもつ機能美とデザイン(古い車両ほど面白い)は見ていて飽きませんね。

 しかし、当然ですがすべての方々が大絶賛というわけではないみたいです。 報道関係のサイトでは大絶賛のようですが、実際に行ってみた方々のブログには「期待していたが、正直がっかりした」という意見が多いですね。 はなから鉄道や模型に否定的な「非鉄金属」の方の意見ならごもっともなんでしょうが、鉄道ファンや鉄道模型ファンなどの「より真性な鉄ちゃん」の方々の評価が厳しいみたいです。
「鉄属性」についてあんまり詳しくはないんですが、それぞれに得意な種目があるみたいですね。 「車両」や「編成」や「システム」など具体的な鉄道好き。 「駅舎」や「線路」などストラクチャーな部分が好き。 「切符」や「車両部品」などコレクション好き。 「実際に乗る」のが好き。 「時刻表」などで乗らないで思っているのが好き。 しかも「旧国鉄」や「JR」や「私鉄」や「ローカル」それぞれにファンがいます。 鉄道模型のファンにもそれぞれに同様の分野が存在します。 しかし、原鉄道模型博物館の展示品の多くはどのジャンルにも当てはまりません。 メインが見たこともない外国の車両で、そんなモンを得意ジャンルにしている鉄ちゃんなんかいませんから。 Nゲージを趣味にしている方も見たこともなかった1番ゲージなんて参考にもならないし、現実離れしすぎて羨ましくも思えないんじゃないでしょうか?
自分がツボにはまったのは、自分が鉄道ファンじゃなくて精密模型のファンだからでしょう。 たんに精巧な模型が格好いいだけで路線とか年代とかの設定に興味がなかったからです。 実際にお客さんが一番盛り上がっていたのはHOゲージで私鉄各社の初期の車両編成を展示してあるコーナーでした。 車両の設定といい、模型の大きさといい、イメージしやすいんだと思います。

 せっかくの秘蔵コレクションなのに「誰得?」とか言われちゃうのは切ないですよね。 でも新幹線が走ってないので子供たちもしょんぼりです。 Nゲージよりも上位機種のはずのHOゲージのジオラマもあるんですが、1番ゲージのジオラマに比べてあきらかにヤル気に差があるのでガッカリ感が増すばかりです。 独りよがりな展示で公共性に欠けるとの指摘もありましたが、そもそも一人で集めたコレクションだからその言い方もヘンですし。 写真撮影が一切禁止なのも不評の要因みたいです。 特にブロガーの方々には「商売あがったり」のようです。 ブログって商売か? 写真の件は自分の場合は絵を描いちゃうので問題ないです。 むしろ写真を撮るひとってワガモノ顔で場所を占有しちゃうから「展示物を観る」という博物館の本質の邪魔になっちゃいます。 全館撮影禁止は正しい判断だと思います。 でも10月から撮影コンテストという企画でカメラOKになるらしいです。 なんじゃそりゃ?
どうやら入場料の千円で納得できる方とできない方がいるみたいです。 ではどーいう方々が楽しめる博物館なのか考えてみましょう。


  原鉄道模型博物館が楽しめない可能性のタイプ

 まったく鉄道に関心がない人   (会場内は電車しかありません)
 ジャンルに特化した鉄道ファン   (展示内容がご自身のジャンルとかみ合いません)
 理論派の鉄道ファン         (すべてが初見すぎて持ち前のウンチクが通用しません)
 小さな子ども連れ          (新幹線は走っていません 一番ガッカリするのは子供たちかも?)
 デートなどカップル         (全てが男の子向けの展示ですので普通の女子は無口になります)
 大人数のグループ         (必ず感動に温度差がでるので退屈な人が帰りたがる)
 千円がもったいない人       (観光地のお寺で参拝料が惜しくて門で引き返すタイプ?)
 写真撮影が目的の人       (一般にミュージアムはカメラ禁止です)

 とくに小さい子どもには向かないかもしれません。 壁ぞいの展示棚が高い位置にあるので背が低いと上の車両が見えないです。 新幹線やカッチョイイ特急よりも海外の古くさい(レトロ)な車両が多い分「期待はずれ感」が強そうです。 精巧な模型も幼児に取っては『アンパンマンやONE-PIECEを楽しみにしていたのに大友克洋さんや井上雄彦さんの原画展』のような悲しみがあります。 プラレールのような理解しやすいカタチというのは必ずしも子供だましということではありません。 自慢のレイアウトも子供たちは絶対に運転させてもらえるつもりで来ていると思います。 「やらせてもらえずじっと見てるだけ」というのは大人でもつらいです。
 

  原鉄道模型博物館を楽しめるタイプ

 鉄道ならなんでもOKな人     (ストライクゾーンが広いタイプの鉄ちゃん)
 スケールモデルが好きな人    (自分はココです)
 横浜で時間が空いてる人     (1~2時間くらい時間をつぶすにはちょうどいいです)
 千円くらいポーンと払える人    (個人的な見解ですが入館料の千円は妥当だと思います)

 結論は「期待しすぎなければ楽しめる」という感じです。 自分たちが行ったのは普通の土曜日の午後だったんですが、客層は親子連れが圧倒的に多く、年配のご夫婦、そう若くもないカップルって感じでした。 自分らのようなJリーグのサポーターコンビはいませんでした。(いるとユニホームを着ているからわかる) ブログのネタを拾いに来た単独行動や小中学生のお友だちグループはあまり見ませんでした。
よそ様のブログで「1度来たらもう十分」というたぐいの意見をみかけましたが、博物館って1度来たらもう十分なものでしょう。 学芸員でもなきゃ同じ博物館を何度も通う人ってあまりいないと思います。 巨大ジオラマがリニューアルしたとかの情報があれば、また来る人もいるでしょうけど。 鉄道の博学のために学びたいのであれば大宮の鉄道博物館のほうをオススメします。 あっちは丸1日十分に楽しめます。 レストランもあり館内で飲食もOKです。 
実はあっちにもHOゲージですが鉄道模型があります。 正直ここのジオラマよりもスゴイかもしれません。 鉄道模型ファンにも子供たちにも喜んでもらえるようなレイアウトです。 それで入館料はココと同じ千円です。 確かに大宮のほうの千円はだれもが安いと言うでしょう。 ほかの展示も本物の車両がごろごろと並べられています。 写真もOKだったかな?  
 
 原鉄道模型博物館でもっとも感動した展示は、特別展示の「EF E626」という電気機関車の模型です。 この1台だけで700円分の御利益がありました。 コレを観るだけでもここに来た価値があるんだけど、9月いっぱいで展示が終了しちゃったようです。

EF E626


 博物館を出てエスカレーターを下ると、お土産グッズを売っているような小さなお店があります。 入ってみたらなんと天賞堂のアンテナショップでした。 天賞堂といえば小学生のころ父親と銀座にお出かけしたとき、必ず立ち寄るお店でした。(あと、ITO-YAと有楽町のフォトギャラリー) その模型屋にあるまじき宝石屋のような店構えでした。 たしか宝石も売っていたかも? 父親もホビーが好きなほうだったので、そこで親子でHOゲージとかプラモデルとか眺めていました。 あまりに高いから天賞堂では1度も買ったことがないですね。
その天賞堂がお土産物やさんをやていました。 博物館であれだけ鉄道模型を見せられたら欲しくなっちゃいますよね。 ところがココで売っているのは1両で5万円はするHOゲージでした。 セットで30万円とか平気で値札をつけています。 こんな物をねだられたらお母さんも大変です。 ココの限定版プラレールを並べれば、たくさん売れると思うんですが・・・ 売らないんでしょうね、天賞堂だから。




 あんまり鉄分が多くないのに書いちゃって申しわけないですね。 でも自分はドクターイエローを隠してある場所を知ってます。 最初に見たとき「あーっ なんで黄色なんだ?」って思っちゃいました。 だいぶ経ってからテレビでアレのことをドクターイエローって呼ぶんだって知りました。

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