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2012-01

猫になりたい? - 2012.01.07 Sat

山野りんりんさんの「ねこなり」です。 
 
 このマンガは少年画報社にしては可愛らしい“ねこぱんちコミックス”の掲載マンガで、先月発売された第2巻で完結しました。 「動物と子供にはなんたら~」というように猫マンガというジャンルは安定した人気のジャンルです。 でも正直いって自分は猫にそれほどのシンパシーを感じません。 犬や猫を飼いたいとか思ったことがありませんし。 猫を抱いたときの背骨の感触がちょっと怖いかな? 猫の写真を見ても心を動かされない自信もあります。 以上、「それほど猫が好きではない」というカミングアウトでした。 犬はもっと苦手・・・

   タマ


 子供の頃から「どうぶつ宝島」のような動物が喋るタイプのアニメとかマンガが好きじゃありませんでした。 子供だましな感じがイヤだったのと、「人間がやればいいお話は人間でやるべき」というポリシーがあったからです。 しかし猫マンガを読むのは結構好きです。 猫マンガはおしなべて平和で善意のマンガだから。 でも多くの猫マンガはマンガ家さんが実際に飼っている猫の自慢話、もしくはバカ猫かの話ですね。(どっちも可愛いと言いたいんでしょうけど) ペットブログのような内容なのは読者がほぼ飼い主だからでしょう。 その点「ねこなり」はちゃんとしたストーリーマンガになっています。 最近の山野りんりん さんの作品のような4コマものじゃなくて普通のコママンガです。 ざっくりとしたストーリーは主人公の環(たまき)が母親の開発した“ネコナールA”という薬で一定時間だけ猫に変身できるというお話です。 人間が猫になってどんなドラマ展開か?ってことですが、猫になると猫集会に参加したりこたつで寝ちゃたりします。 だって猫だから。 新薬を奪おうとするライバル企業とかネコナールA の秘密だとかの男の子向けなドラマはありません。 だって猫好きの読者向けの雑誌に掲載されていたマンガだし・・・・・

   モコ
 
 山野りんりん さんは4コママンガでも書き込みの質と量でほかの4コママンガ家を圧倒するクオリティーです。 でもオーソドックスなマンガも非常に手際よくまとめています。 小さいサイズのマンガを描くのならトップクラスのチカラがあると思います。 山野キャラ特有の“ダメダメ主人公”も健在です。 山野りんりん さんのキャラ設定はオーバーなほどキャラのダメな部分を強調するキャラ立てをします。 今回の環ちゃんは「臆病なのに勉強がまったくできないし根気も無い」という比較的普通な設定の女の子です。 全17話でネコナールAやヒトナールAとか恋愛要素などの広げた小さなふろしきを全部使い切ってキレイに終わらせています。 作者自身が「キレイに終わらせられた」と豪語してます。 ほかの山野作品はテキトーなカタチでの連載終了が多かった印象なので、この作品の終わり方は確かにキレイだと思いました。  
 
   キジタロー
 
 猫マンガを見ていて思うことは「実際に猫を飼ってる人じゃなきゃ可愛い猫は描けない」ということです。 女の子を可愛く描くコツは女の子を可愛いと思い込むことです。 実際にはいうほど可愛い子が歩いているワケでも無いんだろうけど、可愛く描くというサービス精神があるから可愛くなるんでしょう。 猫を可愛く描くという気持ちは飼い主には勝てません。 今回ひとつだけ猫を描くコツを見つけました。 可愛く描こうとするあまりに丸っこく描きがちですが、実際の猫は意外と細長い動物です。 関節もぐるんぐるんしますので頭の向きや足が不思議なことになってたりします。 イメージする猫のカタチで描こうとすると猫という記号にしかなりませんね。
 


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